博報堂、Cision PR Newswireとの提携でグローバル広報支援を強化

博報堂とCision PR Newswireの新たな提携

株式会社博報堂は、Cision Japan KKとパートナー提携契約を結び、グローバル広報支援の強化に乗り出すことになりました。これにより、博報堂のクライアント企業への海外広報支援体制が大きく向上することが期待されています。

新たなサービス「Hakuhodo PR Wire」は、Cision PR Newswireの広範な配信ネットワークを利用し、170以上の国や地域で、40言語以上にわたるプレスリリースの配信を可能にします。このネットワークには、66,000を超えるメディア、427,000以上のジャーナリストやインフルエンサーが含まれており、企業は効果的にその情報を発信することができます。このサービスは、11月25日から博報堂DYグループ全社で利用可能になります。

国際メディアへのアクセス強化

博報堂がCisionと提携した背景には、グローバル事業の拡大に伴う海外広報のニーズが高まっていることがあります。PR Newswireは、業界内での地位を確立しており、50万件以上のニュースルームやウェブサイト、ジャーナリスト、インフルエンサーとの豊富な配信ネットワークを持っています。これらのリソースを活用し、クライアント企業はより大きなリーチを獲得することが可能になります。

さらに、PR Newswireは単なる配信サービスにとどまらず、コンテンツ戦略やIR関連サービス、SNS拡散ツールなど、多様なソリューションを提供しています。これにより企業は、自身の広報活動に関する課題を包括的に解決できる環境が整っています。

Hakuhodo PR Wireの可能性

「Hakuhodo PR Wire」は、海外向けプレスリリース配信に特化したサービスで、英文リリースのチェックや翻訳も行われます。また、リリース配信後には、効果測定レポートが提供され、企業はその成果をしっかりと把握することができます。特に、海外進出や国際展示会の情報発信、資金調達時の広報活動に役立つことが期待されています。

近年では、コロナ後のインバウンド需要の増加から、地方自治体や関連団体においても、訪日外国人向けのコミュニケーション強化が求められるようになっています。博報堂は、このニーズにも応える形でサービスを提供していく考えです。

今後の展望

博報堂は、Cision PR Newswireとの提携を通じて、海外広報のニーズやPR領域におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）の要望に応えていく方針です。今後も新たなソリューションの拡充を模索し、クライアント企業への価値提供を続けていくことでしょう。このパートナーシップは、日本企業がグローバル市場で成功するための足がかりとなるといえるでしょう。

博報堂とCisionの連携が、どのようにして未来の広報の形を変えていくのか、注目が集まります。