MSCジャパン・アワード 2025の授賞式が東京で開催
2025年8月21日、東京ビッグサイトにて「MSCジャパン・アワード 2025」の授賞式が盛大に行われました。このイベントは、持続可能な漁業を推進する非営利団体であるMSCジャパンが主催しており、特に「海のエコラベル」付き水産物の普及に貢献した事業者を称える目的があります。
受賞者たちの取り組み
授賞式には多くの支援者や事業者が参加し、表彰内容が発表されました。今年度は小売、メーカー、フードサービスの3部門に加え、新たにコミュニケーション部門と特別賞が設けられました。受賞者には、イオン株式会社、株式会社ニッスイ、日本マクドナルド株式会社、日本生活協同組合連合会・コープデリ生活協同組合連合会、オリックス・ホテルマネジメント株式会社など、業界のリーダーたちが名を連ねました。
イオンリテール株式会社の岸岡清和氏は、2006年にMSCラベル付き製品を初めて販売した経験や、たらこや明太子などの主力商品について言及しました。また、ニッスイの西昭彦氏は、水産物の資源状態調査に基づく取り組みが実を結び、MSC認証を受ける魚種数が増加したことを報告しました。さらに、日本生活協同組合連合会の松本哲氏は、会員生協と連携したコミュニケーション活動により、MSCLの認知度が年々向上していると強調しました。
特別賞を受賞したオリックス・ホテルマネジメント株式会社の千葉陽二郎氏は、自社の挑戦について語り、環境への配慮をテーマとした取り組みの重要性を力説しました。
総括と今後の展望
「MSCジャパン・アワード」は、漁業の持続可能性を重視し、その普及に寄与する事業者を讃える意義深い授賞式となりました。MSCが推進する海洋管理の理念が広がり続ける中、受賞者たちがいかに業界の発展に貢献していくのか、今後の取り組みがますます注目されます。このアワードは、持続可能な水産物の選択が日常生活の一部となることを目指しているのです。
皆様も、MSC「海のエコラベル」に注目し、持続可能な食材選びを一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
詳細については、MSCの公式ウェブサイトを訪問してください。