カブ＆ピースと大和コネクト証券が上場に向けた新手法を開発

株式入庫手続きをオンラインで完結

株式会社カブ＆ピースと大和コネクト証券の提携による新たな試みが、株式入庫手続きのオンライン化を実現しました。具体的には、両社が共同で構築した「オンライン完結型の上場株式入庫スキーム」が、株主の利便性を大幅に向上させることを目指しています。

「国民総株主」を目指すカブ＆ピースの背景

カブ＆ピースはその名の通り、全ての国民が株主になることを目指しており、サービスを利用することで株が獲得できる新たな仕組みを提供しています。現時点で、参加者の数は69万人を超えており、これは企業が上場を行う際には前例のないことです。通常、未上場企業がこれほど多くの株主を抱えることは容易ではなく、上場時の手続きには大きな課題が伴います。

従来の手続きの問題

上場に向けた株主への株式入庫は、従来の郵送や書類提出を行う方法に依存しているため、事務処理の負担が非常に大きくなる傾向にあります。このため、株式を安全かつ確実に証券口座へ入庫することが困難になるケースが多々存在しました。

オンライン完結型の新スキーム

この問題を解決するために、カブ＆ピースと大和コネクト証券は、株式入庫の手続きをオンラインで完結させる新しい仕組みを導入しました。このスキームでは、証券口座の開設から上場株式の入庫まで、一連の手続きがすべてスマートフォン一つで完了します。これにより、株主は郵送手続きを行う必要がなく、手軽に株式を管理することが可能となります。

株主の利便性向上

具体的には、株主は大和コネクト証券で証券口座を開設し、そこにカブアンドIDを連携させることで、上場株式の保有手続きが簡単に完了します。これにより、上場をサポートする資金や時間を大幅に削減することが期待されています。

「国民総株主」実現に向けた取り組み

このスキームの構築は、カブ＆ピースが提唱している「国民総株主」という理念に沿っており、株主数が100万人を超えることを視野に入れています。新しい取り組みにはリスクも伴いますが、カブ＆ピースと大和コネクト証券は、今後発生するであろう新たな課題にも協力して対処していく姿勢を示しています。

大和コネクト証券の役割

大和コネクト証券は、今回の連携において、「初心者でも使いやすい」金融サービスの提供を重視しています。スマートフォン専門の証券会社として、さまざまな投資商品の提供を行っており、特にデジタル世代の支援に力を入れています。この新システムによって、さらなる顧客の利便性向上が図られると期待されています。

カブ＆ピースと大和コネクト証券の共同プロジェクトは、国民が広く株式投資に参加できる未来を創る第一歩となることでしょう。今後の展開が非常に楽しみです。

会社情報

会社名

大和コネクト証券株式会社

住所

東京都中央区京橋１－２－１

電話番号

03-5555-1354