APU公式アプリ登場
2020-07-31 09:00:02

立命館アジア太平洋大学が日本語学習アプリ「TOBIRA」を配信開始

立命館アジア太平洋大学(APU)は、2020年7月29日に日本語学習を支援する公式アプリ「TOBIRA」をリリースしました。このアプリは、APUの言語教育センターが開発した学習テキスト「日本語5つのとびら(サバイバル編)」を基にしており、主に外国人留学生向けに設計されています。これは、入学前の国際学生が日本語に早く親しみ、来日後にスムーズに日本生活に馴染むためのサポートを目的としているのです。

APUの2020年9月入学の外国人留学生約450名に向けて、このアプリの利用が推奨されますが、日本語学習に興味のある方なら誰でも利用可能です。これまでAPUでは、入学時の日本語力に大きなばらつきがあり、特に日本語の知識が全くない初学者も多いという実情がありました。そのため、入学前に事前学習用にテキストを送付するなどの支援を行ってきました。

この「TOBIRA」アプリを活用することで、国際学生が日本語に対する理解を深め、自信を持って日本の学びや生活に臨むことができるようになることを期待しています。

アプリの特徴と開発背景


アプリの開発にあたっては、外部通信を最小限に抑えることでより快適な使用感を実現し、使用者がアプリ内で完結した体験を得られるよう工夫がなされています。また、デザイン面でも「学び」を強調するよりも「楽しさ」に重きを置き、色鮮やかで親しみやすいイラストを用いることで、ユーザーが気軽に利用できるリトラクションを演出しています。遊び心満載の内容で、日本語を学ぶことが「勉強」から「ゲーム」へと変わる新たな試みです。

開発を担当した本田明子教授は、「TOBIRA」が日本語を初めて学ぶ人たちに向けて設計されており、初学者が使いやすいように工夫されたことを強調しています。普段から日本語を接する機会が少ない国際学生にとって、このアプリは新しい言語の世界に一歩踏み出すための大きな手助けとなるでしょう。

コンテンツと利用方法


「TOBIRA」アプリには、日本語の基礎を学ぶための内容が多数収録されています。ひらがなやカタカナ、基本的な挨拶、数字、時間表現、日本の通貨に関する情報などが網羅されており、ユーザーが身近に日本語を感じられるシンプルで効果的な学習環境を提供します。

アプリはiPhoneやAndroidスマートフォンで利用可能で、誰でも手軽にダウンロードし、使い始めることができます。アプリをインストールするためには、App StoreやGoogle Playで「TOBIRA」を検索し、ご自身のデバイスに合ったバージョンをダウンロードするだけです。アプリ提供は無料で、今後も多くの国際学生がこの新たな学習ツールを活用することが期待されています。

APUでは、今後も国際学生へのサポートを強化し、多文化環境での日本語学習を促進していく方針です。「TOBIRA」が新たに開く日本語の扉が、世界中の人々にとって有意義な学びの場となることを願っています。

会社情報

会社名
立命館アジア太平洋大学
住所
大分県別府市十文字原1-1
電話番号

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