さくらインターネットがヤマハと共同で新たな仮想ルーターを発表
さくらインターネットは、ヤマハ株式会社の仮想ルーター「vRX」を基にした新サービス、
『さくらのクラウド版vRX』の提供を2024年10月24日から開始することを発表しました。このサービスは、IaaS型クラウドサービス「さくらのクラウド」に最適化されたモデルとなっています。以下に、この新しい仮想ルーターの主な特長を詳しく紹介します。
1. 共通のコマンド体系
『さくらのクラウド版vRX』の最大の特徴の一つは、既存のヤマハ製ルーターとのコマンド体系が共通である点です。これにより、ユーザーは従来のヤマハ製ハードウェアルーターと同じスキルや知識を活用できるため、スムーズな移行が可能です。
2. コントロールパネルからの変更機能
この仮想ルーターは、さくらのクラウド上に用意されたコントロールパネルから、手軽にネットワーク設定を変更することができます。これにより、ユーザーは専門知識が少なくても、自分のニーズに応じたネットワーク環境を構築できるのが大きな魅力です。
3. 物理作業不要の利点
さらに、仮想ルーターであるため、物理的な作業が一切不要です。これにより、ユーザーはオフィスや自宅など、場所を問わず迅速に設定を行い、ネットワーク環境を整えることができます。この利便性は、特にリモートワークやハイブリッドワークを行う企業にとって、大きなメリットとなるでしょう。
お試しキャンペーンの実施
さくらインターネットでは、「さくらのクラウド版vRX」の導入を検討している企業向けに、お試しキャンペーンを実施します。これは、初めて有償ライセンスを使用する先着50社に、20,000円分のクーポンを提供するというものです。この機会を通じて、多くの企業にこの新サービスを体験してもらうことを目指しています。
キャンペーン受付は2024年10月24日から2025年1月31日までとなっており、詳細はさくらのクラウドのウェブサイトで確認できます。
さくらのクラウドについて
さくらのクラウドは、サーバーやストレージを含む多様なサービスを揃えたIaaS型クラウドです。法人向け業務システムにも適したこのプラットフォームは、利用する時間やコストを柔軟に設定できるため、非常に便利です。様々な業界での導入実績があり、多くの企業に信頼されています。
ヤマハのvRXについて
ヤマハの「vRX」は、企業ネットワークを簡単に仮想化する機能を持ったソフトウェア型のルーターです。この製品は、異なるネットワーク環境間を確実に接続するための最適なソリューションとなります。設定に関しても、従来のハードウェアルーターとほとんど同じコマンド体系で行うことができるため、新たな学習コストも抑えることができます。
まとめ
さくらインターネットとヤマハ株式会社は、今後も連携を強化し、社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)に積極的に寄与していく意向を示しています。この新しい「さくらのクラウド版vRX」をぜひ注目し、企業のネットワーク構築に役立てていただきたいと思います。