コニカミノルタとRistが探求する新しい社会課題解決の形

コニカミノルタとRistの共創事例

オープンイノベーションが注目される中、コニカミノルタ株式会社とRist株式会社の協力により、社会課題解決の新たな試みが進められています。実際、両社は空間を3Dでスキャンし、人や物体を正確に検知する「3Dレーザーレーダー」と、AIを活用した動画像解析技術を探索することで、交通やセキュリティ領域における革新的なソリューションを提供することを目的としています。

背景と必要性

近年、企業の競争環境はますます厳しくなっています。市場の成熟化やグローバル化、さらには多様化した消費者ニーズに適応するためには、新しい価値を生み出す必要があります。その手段として注目を集めるのがオープンイノベーションであり、eiiconというプラットフォームがその架け橋となっています。eiiconは、企業がパートナーを探し、革新的なアイデアを共創する場を提供しています。

コニカミノルタの取り組み

コニカミノルタは「3Dレーザーレーダー」を用いた技術によって、状態の監視やリスク予知を行い、社会課題の解決を図ろうとしています。しかし、同社はこの技術のさらなる性能向上を目指し、画期的な動画像解析技術が必要だったため、eiiconを通じて外部からのパートナーシップを模索していました。

Ristの登場

そんな中で出会ったのが、京都大学発のAIベンチャーであるRistでした。同社はDeep Learningを活用した判断システムに特化しており、多くの大企業とのこれまでの共創経験をもとに、コニカミノルタのニーズに応える力強いサポーティングパートナーとなりました。Ristの技術を活用することで、コニカミノルタはその3Dレーザーレーダー技術をさらに進化させ、社会における実践的なソリューションを生み出すことが期待されています。

共創の成果

このたび、コニカミノルタは11月28日・29日に東京ビッグサイトで開催される「ハイウェイテクノフェア」に出展し、Ristとの提携による協業成果を3つのテーマに分けて展示する予定です。この展示会を通じて、双方の取り組みや共創の舞台裏が広く知られることになるでしょう。展覧会では、具体的にどのようにして両社が協力し、これまでの成果に至ったのかを紹介するセッションも実施される予定です。