女性シェフが贈る新しょうが尽くしのすき焼きコース
6月15日は『しょうがの日』として知られていますが、和歌山にあるすき焼き KAPPO IPPONではこの特別な日を祝う新しい試みが発表されました。店舗の代表である雑賀泰弘氏が運営するこのすき焼き店では、2025年の6月2日から30日まで、和歌山市の特産である新しょうがをふんだんに使用した「新しょうが尽くしコース」を販売します。
このコースは、女性シェフ・吉井麻衣子氏が健康と美容に着目してデザインしたもので、体を温める効果が期待できる新しょうがを用いた料理がメインです。しょうがは古くから漢方でも用いられ、その健康効果は周知の通り。特に梅雨の時期は体が冷えやすく、そんな時期にピッタリの食材と言えるでしょう。
新しょうが尽くしコースの魅力
この特別メニューは、健康面に配慮しつつ美味しさも追求しています。コース内容は、多彩な前菜や5皿から成るすき焼き料理、デザートが含まれています。新しょうがの魅力を最大限に引き出すため、調理法や他の食材との組み合わせにも工夫が施されています。
コースの一例としては、「カンパチと新しょうがのサラダすき焼き」や「山形豚肩ロースと新しょうが、夏野菜のすき焼き」などがあります。新しょうがのマイルドな辛さは、魚や肉と絶妙に調和し、それぞれの食材の旨味を引き立てます。また、ディナーの締めくくりには、自家製のはちみつしょうがを使ったバニラアイスも楽しめます。
フードロス対策にも寄与
このコースの特徴的な点は、和歌山で市場流通しない規格外品を使用した「tolicoジンジャーシロップ」の利用です。新しょうがの生産地として知られる和歌山には、見た目が悪いことを理由に市場に出回らない規格外品が多く存在します。このシロップは、そんな規格外の新しょうがを使って製造されており、廃棄されるはずだった農産物を有効活用することで、フードロスの削減にもつながっています。生産者の収益向上にも寄与するこの取り組みは、多くの人々に喜ばれています。
料理長のこだわり
和歌山の地元食材を用いたこの新しょうが尽くしコースの考案を担当する吉井麻衣子氏は、18歳で料理の道に入り、数々の経験を経てすき焼き KAPPO IPPONの料理すべてを監修しています。彼女は特定の流派にとらわれず、様々な料理スタイルの要素を取り入れており、今回のコースでもその経験を生かし、多彩な味わいを料理に注ぎ込んでいます。
これからの季節、特に女性に嬉しい健康効果を持つ新しょうがを中心に据えたこのコースは、食を大切にすることの楽しさを再認識させてくれるものとなるでしょう。和歌山の特産品を生かした料理を楽しむ機会をお見逃しなく。
店舗情報
- - 店舗名: すき焼き KAPPO IPPON
- - 所在地: 和歌山市十二番丁19 ライオンズマンション1階
- - 電話番号: 073-426-2456
- - 営業時間: 17:00~23:00(オーダーストップ21:30)
- - 定休日: 日曜日・年末年始
温かな接客と共に、こだわり抜かれたすき焼きの数々を楽しみながら、この特別なコースで新しょうがの魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。