NRIセキュア、デジタル庁と連携した新バージョンを提供
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社は、BtoCサービス向けの統合IAMソリューション「Uni-ID Libra」新バージョン2.9を2024年10月末より提供開始すると発表しました。この新しいバージョンは、デジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ」との連携機能を追加し、マイナンバーカードを通じた身元確認や本人認証の手続きがより安全で簡単に行えるようになります。
デジタル認証アプリと連携
新バージョンの最大の特徴は、デジタル庁が提供する「デジタル認証アプリサービスAPI」を利用することで、ユーザーはマイナンバーカードによる身元確認・本人確認、そして電子申請書類への署名を効率的に行うことができる点です。このAPIを使うことで、様々な民間事業者や行政機関がこれらの機能を容易に取り入れることができ、ユーザーにとっても大きな利便性が期待されます。
安全性の向上
マイナンバーカードを使用することで、アカウント新規登録時に必要な身元確認が簡単に行えるようになります。具体的には、マイナンバーカードに記録された基本4情報(氏名・住所・生年月日・性別)の自動取得が可能となり、ユーザーによる情報の手動入力を省略することで、利便性が大幅に向上します。また、身元確認の際は、カードをかざすだけでログインが可能になるため、手間を大幅に削減することができます。
信頼性の高い属性情報
特に昨今、ID登録時のなりすましや身元詐称による問題が増加している中で、身元確認の重要性はますます高まっています。新しいUni-ID Libraでは、OpenID Connect for Identity Assurance(OIDC4IDA)に準拠しており、ユーザーの属性情報に対して、いつ、どのようにチェックが行われたかという根拠情報を追記できるように設計されています。これにより、デジタル認証アプリを通じて取得した基本4情報はより信頼性の高いものとして扱われ、サービスサイト側でも安心して情報を利用できるでしょう。
さらに、これにより悪用リスクを大幅に減少させることができます。ユーザーやサービス提供者双方にとって、より安全な情報管理が可能となるのです。
今後の展望
NRIセキュアは今後も企業や組織の情報セキュリティ対策を支援するために、さまざまな新しい製品やサービスを提供していく予定です。安全で安心な情報システム環境を実現することで、社会全体のセキュリティレベルの向上に貢献していく方針です。
詳細については、NRIセキュアの公式ウェブサイトを訪れることをお勧めします。
公式ウェブサイト