医薬品物流の革新
2024-09-05 13:33:08

持続可能な医薬品物流をサポートするロボット導入の新たな一歩

医薬品物流の効率を高めるロボティクス



医薬品業界では持続可能な流通を実現するため、さまざまな工夫が模索されています。その中で、ラピュタロボティクス株式会社が開発したピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」が注目されています。今秋、株式会社ほくやくの函館支店での稼働が予定されています。この導入により、医薬品物流のさらなる効率化が期待されています。

ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」



「ラピュタPA-AMR」は、医薬品物流における庫内作業を省力化し、効率化を図るために開発されたロボットです。ラピュタロボティクスは東京都江東区に本社を構える企業で、先進的なロボティクスソリューションを提供しています。ほくやくにおいては、既に札幌支店での導入が進んでおり、函館支店への展開が決まりました。新しいロボットの導入がどのように物流の効率化を進めるか、その詳細を追ってみます。

労働力人口の減少への対応策



近年、日本全体で労働力人口が減少しており、製造業や物流業界もその影響を受けています。特に医薬品の流通には、高度な安全性と安定供給が求められます。このため、ほくやくは効率的な物流オペレーションを模索し、ラピュタPA-AMRの導入を決定しました。札幌支店での導入実績からは、これまでのピッキング作業にかかる時間が約31秒から約13秒に短縮されるなどの成果が得られています。

庫内作業の標準化と高品質なサービス



函館支店においては、札幌支店で培ったノウハウを活かして、庫内作業の効率化が図られる予定です。これにより、安定かつ高品質な庫内作業が標準化されることが期待されています。また、作業スタッフの人数も12人から5人に削減できる見込みです。このような省力化は、企業のコスト削減にも寄与します。

人とロボットの協働作業



医薬品を扱う物流には、災害時や非常時における即応性が求められます。「ラピュタPA-AMR」は完全自動化ではなく、人とロボットのチームワークを重視した設計になっています。これにより、有事の際にもスムーズな出荷が可能となります。この協働作業のアプローチが、安定した物流体制の維持に寄与するのです。

企業のビジョンと地域貢献



株式会社ほくやくの担当者は、「医薬品物流における安心・安定な供給体制を構築することが地域貢献につながる」と話しています。地域に根ざした企業として、地元コミュニティに貢献することを重視しています。一方、ラピュタロボティクスは、科学技術の発展を通じて、より便利で身近なロボット社会の実現に取り組んでいます。

今後の展望



今後もラピュタロボティクスと株式会社ほくやくは、協力して物流における課題解決を進めていくでしょう。この新しいロボティクスソリューションは、医薬品業界の持続可能な発展に寄与するものとなることが期待されます。地域に根ざした医薬品物流の新たな形が、今後どのように進化していくのか注目です。


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会社情報

会社名
ラピュタロボティクス株式会社
住所
東京都江東区平野4-10-5
電話番号

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