異物混入と外食の実態
2015-02-05 17:30:01

外食における異物混入の実態調査:経験者と未経験者の意識に注目

外食における異物混入の実態調査:経験者と未経験者の意識に注目



近年、飲食店における異物混入問題は、消費者の不安を煽る深刻な問題となっています。この度、コミュニティサイト「みんなのプロジェクト」が実施したアンケート調査から、外食時の異物混入経験者と未経験者の意識や行動に大きな違いがあることが明らかになりました。本記事では、調査結果を詳細に分析し、その実態に迫ります。

調査概要



調査は、「みんなのプロジェクト」に登録する30~50代女性を中心に実施されました。調査方法はWEBアンケートで、外食習慣、異物混入経験の有無、異物の種類、異物混入時の行動、異物混入報道への関心度、外食店選びの変化、異物混入に対する意識などを項目として設定。回答者数は722名に上ります。

外食の現状



調査によると、回答者の95.7%が外食経験があると回答。年代別に見ると、40代の外食率が最も高く99.0%に達し、60代以上でも88.6%と、年代を問わず高い外食率が示されました。外食頻度は、「月に1回以上」が49.9%と最も多く、「週に1回以上」が31.5%と続きます。

異物混入経験



注目すべきは、異物混入経験の有無です。回答者の51.5%が異物混入を経験しており、未経験者は48.5%でした。経験者の割合が過半数を超えている点は、無視できない事実です。

異物の種類



異物混入経験者の回答によると、異物の種類で最も多かったのは「毛髪」で60.5%。次いで「虫」(19.7%)、「ビニール」(8.8%)と続きます。

経験者と未経験者の意識・行動の違い



異物混入経験の有無による意識・行動の違いを分析した結果、興味深い傾向が明らかになりました。

異物混入時の行動



異物混入を発見した場合の行動について、「そのまま食事を続ける」と回答した割合は、経験者で23.0%、未経験者で7.2%と、経験者の方が高い数値を示しました。これは、経験者は未経験者よりも冷静に対処する傾向にあることを示唆しています。

異物混入報道への関心度



異物混入に関する報道への関心度は、経験者の方がやや高い傾向が見られました。これは、過去の経験から、より一層の注意を払っている可能性を示唆しています。

外食店選びの変化



外食店選びへの影響についても、経験者と未経験者で差が見られました。経験者では、「信頼のおける店舗を選ぶ」割合が未経験者より高く、「報道のあった店舗を利用しなくなった」割合も高いという結果になりました。

異物混入に対する意識



「ある程度は仕方ない」と回答した割合は、経験者で43.8%、未経験者で30.1%と、経験者の方が高い傾向が見られました。この結果は、経験者の方が、異物混入の可能性をある程度は受け入れている可能性を示唆しています。

まとめ



本調査から、外食時の異物混入問題は、多くの消費者が経験しており、その経験が後の行動や意識に影響を与えていることが明らかになりました。特に、経験者は未経験者と比較して、冷静な対応をする一方、外食店選びには慎重になっている傾向が見られました。飲食業界は、消費者の不安を払拭するため、より一層の衛生管理の徹底が求められます。

調査元



「みんなのプロジェクト」
URL:http://minproject.jp/

運営会社



株式会社オノフ

会社情報

会社名
株式会社オノフ
住所
東京都渋谷区神宮前3-35-19 バティマンイケダ4F
電話番号
03-6447-4227

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