株式会社シェルター、優先株式発行で資金調達を実施
株式会社シェルターは、2025年10月20日付で株式会社日本政策投資銀行(DBJ)を割当先とするA種優先株式を発行し、資金を調達しました。この調達は、研究開発への資金供給および同社の財務基盤の強化を目的としています。これにより、木造建築のさらなる技術革新や環境負荷を軽減するための取り組みが加速することが期待されます。
環境に優しい取り組み
今回の資金調達には、DBJの「グリーン投資促進ファンド」が利用されており、これは2050年のカーボンニュートラル実現を視野に入れた政府の方針を反映したものです。シェルターは、木造建築におけるCO₂削減や各種環境情報の可視化を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。
同社は、大規模・中高層木造建築の設計・施工に特化した技術を持ち、耐震性や耐火性の向上に努めていることから、今後ますます注目が集まるでしょう。特に木造建築は、地球環境に優しい素材として、今後の建築業界での重要な役割を果たすと考えられています。
将来の展望
シェルターの代表取締役社長、木村仁大氏は「都市に森をつくる」というコーポレートビジョンのもと、人と環境に優しい「木造都市」の実現に向けた具体的な行動を取る意向を示しています。今後も森林資源の持続可能な利用を推進し、地域経済の活性化にも寄与する取り組みが期待されます。
発行概要
この優先株式発行の具体的な概要は以下の通りです:
1.
種類株式名称: A種優先株式
2.
調達資金の総額: 100,000,000円
3.
割当方法: 第三者割当の方法で、DBJに対し10万株を割当
4.
払込期日: 2025年10月20日
企業の成り立ち
株式会社シェルターは1974年に設立され、木質構造部材の研究・設計・製造・販売を主な事業としています。特に接合金物工法や木質耐火部材の開発など、独自の技術を展開しており、木造建築における更なる技術革新が今後の成長につながると予測されています。
ホームページには、最新の技術情報やプロジェクトの紹介が掲載されており、興味がある方は訪問することをお勧めします。環境に優しい建築技術の最前線で、株式会社シェルターはさらなる未来に向けて邁進しています。