九州最大級の屋根上太陽光発電が始動
福岡県小郡市の物流施設「LOGI STATION福岡小郡」にて、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)、株式会社JR博多シティ、大和エネルギー株式会社の3社が協力し、屋根全面を利用した太陽光発電システムが始動しました。この発電設備は、オンサイトPPA方式とオフサイトPPA方式の2つの異なるスキームを採用することで、合計約6.6MWの発電容量を持ち、初年度には約770万kWhの電力を生産する見込みです。
この発電量は、年間で約3,457トンのCO2削減に寄与し、一般家庭約1,800世帯分の電力消費に相当します。九州においては、屋根上太陽光発電設備として最大規模を誇ります。これにより、地域の持続可能なエネルギー環境の構築と、脱炭素社会の実現への一歩となります。
発電設備の詳細
「LOGI STATION福岡小郡」の屋根には、北面と南面にそれぞれ異なるスキームの太陽光発電設備が設置されます。
オンサイトPPA方式(屋根北面)
北面には、大和エネルギーが発電事業者および施工者として、設置面積19,192㎡の発電設備が導入されます。推定発電容量は約3.2MWで、初年度の発電量は約377万kWhが見込まれています。発電した電力は施設内で自家消費され、余剰電力が出た場合は電力会社へ売電する仕組みが整っています。
オフサイトPPA方式(屋根南面)
南面では、JR博多シティが発電事業者となり、大和エネルギーが施工者として21,269㎡の太陽光発電設備を設置します。こちらの発電容量は約3.3MWで、初年度の年間発電量は約393万kWhを見込んでいます。発電した電力は、一旦電力会社に売電され、再エネ電力を調達した上でJR博多シティが運営する商業施設に供給されるというスキームです。
各社の取り組み
JR九州
JR九州は、その物流不動産事業を「LOGI STATION」とネーミングし、「九州の元気を、世界へ」というビジョンのもと、その発展を図っています。地域社会との協力を強化し、その発展に寄与するために、持続可能な物流インフラの整備に取り組んでいます。
JR博多シティ
JR博多シティはESG(環境・社会・ガバナンス)を重視し、商業施設における再エネ電力比率を2030年度までに30%以上に引き上げる目標を掲げています。この新しい電力供給スキームは、それを達成するための重要な一歩となるでしょう。
大和エネルギー
大和エネルギーは、数多くの太陽光発電システムの施工実績を持ち、再エネの拡大を図っています。脱炭素社会の実現のために、持続可能なエネルギーの提供に引き続き貢献し、エネルギーの未来を切り開いていく所存です。
まとめ
新たに導入された九州最大級の屋根上太陽光発電は、地域社会の持続可能性を高めるとともに、企業の社会的責任を果たす重要なステップとなります。今後の発電実績に期待が寄せられ、地域のエネルギー状況に大きな影響を与えることでしょう。