朝日新聞社がOutNowを完全子会社化、執筆プラットフォームの進化へ

朝日新聞社がOutNowを完全子会社化

株式会社朝日新聞社（CEO：角田克）は、プロ向け執筆プラットフォームの株式会社OutNow（代表取締役：濱本至）の全株式を取得し、グループ会社としました。この動きにより、両社はさらに強力なシナジーを築くことを目指しています。

OutNowが提供する「theLetter」

OutNowは2018年に設立され、「世の中の情報密度を高める情報インフラになる」というミッションに基づき、「theLetter」というプロ書き手向けの執筆プラットフォームを運営しています。このプラットフォームでは、プロ書き手が独自の記事を執筆し、固定読者向けにはニュースレター、潜在的な新しい読者向けにはウェブ記事として同時配信しています。これにより、読み手との特別な関係を形成し続けています。現在、医療や政治、社会などの幅広い分野でのプロ書き手が参加しており、読者登録数は50万人を超えるなど、その影響力は拡大しています。

経営の強化と成長戦略

今後「theLetter」は朝日新聞グループにとって重要なメディアインフラとしての成長を目指し、さらなる発展を継続します。朝日新聞社の豊富な報道リソースとメディア運営のノウハウを活かし、より多くのプロ書き手が利用する執筆プラットフォームとしての機能を充実させていきます。また、朝日新聞社の有識者ネットワークを活用し、優れたプロ書き手を獲得することで認知度を高める努力を行っていきます。

デジタル領域でのプレゼンスを強化

創業から146年を迎えた朝日新聞社は、国内外で広範囲にわたる取材網を駆使し、ニュースや報道コンテンツを創出してきました。この豊かで多様なオピニオンの展開を通じて、信頼できる有識者と読者が出会う場を提供し、建設的な議論が行えるプラットフォームとしての役割を果たすことを目指しています。また、OutNowとの連携を強化することで、様々な視点や専門的な知見に出会える機会を提供し、読者のニーズに応えていく予定です。

コンテンツの面でも、選りすぐりの作品を朝日新聞やデジタル版で展開することで、読者にさらに良質な閲読体験を提供します。グループ化に伴い、両社のシナジーを活用して、朝日新聞社のデジタル領域でのプレゼンスをさらに高めてまいります。