山田晋也のアート展
2022-07-11 10:00:11

京都建仁寺で現代アート展「うちにあるもの」を山田晋也が開催

京都建仁寺での新たなアート展開



現代アーティストの山田晋也が、京都市の建仁寺塔頭である両足院において、新しいアート展「うちにあるもの ‒Representation‒」を7月16日から開催します。この展覧会は、山田にとって2度目の個展となり、伝統的な工芸技術に根ざした抽象的なペインティングが展示されます。彼の作品は、内なる祈りや直感の世界を表現することをテーマにしています。

山田は2020年に両足院で開催された「胎内衆会『ぼくらは何処にかえるのだろう?』」でも、黒い絹本を使ったインスタレーションによって観客に新たな感覚体験を提供しました。今回の展覧会では、歴史ある両足院の古材を利用し、山田が描いた絹本の抽象画を掲げ、仏像と灯りを包み込んだオブジェ『影向』(ようごう)が展示されます。この作品は、空間全体に浮かび上がる「見えない浄土」を演出し、来場者に深い精神的な体験をもたらします。

展覧会の内容と意図



「自分のうちにあるものと、他人のうちにあるものの対話をしてみたい」というのが、山田の創作に込められた思いです。特に夜間に訪れることで普段は味わえない静けさの中、彼の描く作品が新たな視点で鑑賞されることを期待しています。

絹本の技法と作品の特徴



山田が使用するのは、帯図案などのための特殊な絹本です。この絹本は非常に薄く、裏から打たれた箔が透けて見えるため取り扱いが難しく、彼が心を込めて選んだ素材です。また、山田の作品テーマである「胎内と浄土」、「覆うことで内に深く感じる」というコンセプトを表現するのに欠かせないものです。

展覧会の詳細な情報



会期: 2022年7月16日(土)〜7月24日(日)
開場時間: 17:30 – 21:30
会場: 両足院(建仁寺山内)
入場料: 無料
主催: Pulse of Silence 実行委員会
問い合わせ先: 075-468-6301(豊和堂株式会社)
共催: 両足院
会場施工: Antiques & Art Masa、京表具井上光雅堂
* 制作協力: 豊和堂株式会社、CANVAS Inc.

アーティスト山田晋也の経歴



山田晋也は1974年に京都で生まれ、豊和堂のアートディレクターとして活動しています。日本の伝統的な染織技術を活用し、国宝作品の復元やさまざまな展覧会での展示も行っています。彼は近年、ポップカルチャーとのコラボレーションを通じて、多様な表現を広げています。

アートの新たな楽しみ方



両足院でのこの展覧会は、京都の静寂の中で新たなアート体験が楽しめる貴重な機会です。現代アートと伝統文化が交わるこのイベントは、観客に内省と発見の旅を提供します。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
Pulse of Silence実行委員会
住所
京都市上京区室町通丸太町上ル大門町255
電話番号

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