岩崎電気がEV充電システムを最新化し急速充電器に対応

岩崎電気が進化させたクラウド型EV充電システム

岩崎電気は、独自の技術を駆使したクラウド型EV充電システムにおいて重要なアップデートを実施しました。この改良により、国際標準通信プロトコルであるOCPP2.0.1への対応が可能となり、急速充電器にも利活用できるようになりました。

クラウド型EV充電システムの改良

昨年に実施した実証実験から得たデータを基に、岩崎電気はEV充電システムの機能を強化しました。特に、pmiテック株式会社との協業で提供する「pmicharge®」サービスは、モバイル端末からの充電利用、予約、課金決済ができるという便利な特徴を持っています。

OCPP2.0.1との連携

OCPP2.0.1との連携を実現することで、急速充電システムと普通充電システムの両方を一元管理できるようになります。これにより、国内の主要充電器メーカーが提供する普通および急速充電器の管理が可能となります。今後、日本政府が推進する充電インフラ整備でも、この制度に準じることが求められており、ビジネスチャンスを逃がさないためにも重要な機能です。

新機能の紹介

新たに実装されたダイナミックプライシングやフリートマネジメントといった機能が、EV充電をより効率的に行えるように設計されています。また、24時間365日体制での遠隔サポートや機器の不具合に対する対応サービスも充実しています。これにより、ユーザーがどんな場面でも気軽にEV充電を利用できる環境が整いました。

ユーザーの利便性向上

特に注目すべきは、UIデザインを変更せずにスマートフォンやタブレットから簡単に操作できる設計です。従来のクレジットカード決済だけでなく、QRコード決済にも対応しており、支払いのオプションが増えたことで幅広いニーズに応えています。

未来への第一歩

このアップデートにより、充電するだけでなく、電力系統ネットワークとの連携も可能となりました。これにより、エネルギー管理の最適化が図られ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていくことが期待されています。岩崎電気は新たなソリューションを通じて、カーボンニュートラルの達成にも寄与していく意向を示しています。