阪急阪神エクスプレス(本社:大阪市北区)は、米国法人であるHANKYU HANSHIN EXPRESS (USA) INC.が、2024年10月1日にロサンゼルスの支店に隣接する倉庫スペースを新たに賃借し、倉庫面積を倍増することを発表しました。この新たな倉庫は、米国法人で最大の規模を誇り、完全な一棟借りとなることで、物流業務の効率化が期待されます。
ロサンゼルスの物流中心地
新たに確保された倉庫は、カーソン市に位置し、ロサンゼルス国際空港から約25分、ロングビーチ港から約20分の距離です。地域の特性上、多くの物流会社や輸入業者が集結しており、同支店は2004年の移転以来、クロスドック業務や保税倉庫を活用した輸入一時保管など、多岐にわたるサービスを提供してきました。
現在、同地域では倉庫需要が高まり続けており、過去の業務実績が顧客からの評価を得ていることもあり、新規の問い合わせの多くが既存顧客からの紹介によって発生しています。しかし、急激な需要の高まりに伴い、既存倉庫が手狭になったため、早急な対応が求められる状況となっていました。
新しい拠点の具体的な機能
増床を通じて新たに確保したスペースでは、5段のパレットラックを設置し、最大1,400パレットを保管できる体制が整いました。こうした準備が整い次第、新しいロジスティクス専用エリアとして本格的に稼働します。この新拠点においても、高品質な国際輸送サービスや物流ソリューションの提供を続けていく方針です。
今後の展望
阪急阪神エクスプレスは、今後も国内外で倉庫の施設や機能を強化し、さらなるロジスティクス事業の拡大を狙っていきます。顧客のニーズに応じた最適なサービスを提供し、競争の激しい物流業界での地位を確立していくことでしょう。今回の増床は、同社の将来的な成長戦略において重要なステップとなります。
ロサンゼルス支店・倉庫概要
- - 名称: HANKYU HANSHIN EXPRESS (USA) INC. Los Angeles Branch & Warehouse
- - 住所: 1561 Beachey Place, Carson, CA 90746 U.S.A.
- - 増床日: 2024年10月1日
- - 倉庫面積: 約9,996平方メートル(事務所約1,357平方メートル含む)
- - 設備: 非常用発電機、24時間CCTVセキュリティ
- - 業務内容: 輸出入貨物保管・管理、梱包、集荷配送、在庫管理、流通加工、検品
このように、阪急阪神エクスプレスは新たな挑戦を通じて、より良いサービスの提供を目指していきます。今後の展開に期待が寄せられています。