LOGIQ株式会社の増資が示すOSS技術進化の新たな一歩

LOGIQ株式会社は、2025年6月5日に自己資本を990万円から3,000万円に増資したことを発表しました。この増資は、創業第2期における公共案件への本格参入を目指したものであり、次なる成長段階に向けた戦略的な資本強化の一環です。

LOGIQは、オープンソースソフトウェア（OSS）技術を基盤にした中立的なITインフラの移行・設計・ツールの開発・保守サービスを提供しており、特にベンダーロックインからの脱却を支援することを大きなテーマとしています。創業者および全メンバーは、Oracle Corporationのエンタープライズ向けOSSの開発・技術支援に携わった経験豊富な技術者たちです。この背景がもたらす専門知識と経験が、LOGIQの信頼性を高めています。

昨年度は、創業初年度ながらも複数の大手企業との取引を成功させた実績があります。この成功は、特定のベンダに依存せずソースコードレベルで問題を解決できる技術力や、沖縄、香港、エジプトという異なる地域での時差を活かした「Follow the Sun」モデルを活用した24時間体制のサポートが大きな要因となっています。この体制は、顧客からの高い評価を得られる結果となりました。

今後、増資を受けてLOGIQはOSS技術支援体制をさらに強化し、持続可能なITインフラの実現を目指して、より多くの企業や公共機関からの信頼に応えていく計画です。これにより、LOGIQは真の中立的パートナーとしての地位を確立し、クライアントの必要に応えることが期待されています。

この増資を踏まえたLOGIQの活動は、今後も国内外での成長を見込むものとなっています。技術革新が進む中で、OSSの利用はますます重要性を増しており、そのニーズに応える企業としてLOGIQは注目されていくことでしょう。