人助け文化を広める新たな試み
日本は、世界の人助け指数で141位という厳しい現実に直面しています。この中で、個人支援者たちが「もっと人助け文化を広めよう」と立ち上がり、オリジナル無料絵本の制作が実現しました。それが、今回紹介する小学校低学年向けの絵本『こころがぽかぽか』です。
背景
「寄付やボランティア活動が根付かない日本」という課題に対し、支援者たちはどうすればそれを変えられるのかというディスカッションを行いました。そうした会話が生まれたのは、国際医療NGO「ジャパンハート」の個人支援者のコミュニティ「ジャパンハート部」においてです。そして、その結果として生まれたのがこの絵本です。
絵本の内容
『こころがぽかぽか』は、ジャパンハート部による企画と構成で、イラストはマンスリーサポーターである手塚雅恵氏が手掛けました。16ページのA6サイズの折本は、子どもたちに愛と優しさ、助け合うことの大切さを伝える内容となっています。イラストに込められた温かいメッセージは、読者の心をあたためてくれることでしょう。
無料閲覧の予定
この絵本は、一般に公開される予定で、ジャパンハートの公式ホームページで無料閲覧が可能です。多くの子どもたちやその家族に読んでもらい、寄付や人助けの文化が広がる手助けになることを目指しています。日本の未来を担う子どもたちにとって、こうした取り組みがどれだけ重要であるかを私たちは理解する必要があります。
イベント開催
さらには、絵本の完成を祝って、都内の子ども食堂において、子どもたちが実際にこの絵本に触れる体験イベントも開催予定です。こちらのイベントは取材を受け付けており、日時や場所などの詳細が決まり次第、改めて発表が行われます。
イラストレーターの手塚雅恵氏について
手塚氏は、フリーランスのイラストレーターとして活動しており、企業や大学のパンフレット、書籍の挿絵、パッケージイラストなど幅広く手掛けています。彼女は10年以上前に放映された『情熱大陸』でジャパンハートの活動に感銘を受け、無償で協力したいと申し出ることで活動に参加。以降、ミャンマーの養育施設での紹介チラシ制作などにも関わってきました。
まとめ
日本での人助け文化が根付かない中、ジャパンハート部の取り組みは希望の光です。『こころがぽかぽか』を通じて、多くの子どもたちが助け合う心を育んでいくことを願っています。これからもこのような心温まる活動に注目し、支援の輪を広げていきたいと思います。