冷凍野菜・食品の勝美ジャパンがTOKYO PRO Marketへ上場申請!メディカル給食市場に新たな展開を
株式会社勝美ジャパンが、東京証券取引所が運営するTOKYO PRO Marketへの上場申請を行いました。同社は冷凍野菜や冷凍食品の開発・輸入販売を手掛け、メディカル給食市場を中心に事業を展開しています。2024年7月30日の上場を目指し、さらなる成長に向けた取り組みを加速させています。
勝美ジャパンは、病院や高齢者施設などのメディカル給食市場に特化した食品開発を行っており、「安全性・美味しさ・調理時間の短縮・人手不足の解消」といった顧客ニーズに応える製品を提供しています。主力製品は、海外生産の冷凍野菜で、種子の選定から栽培管理、冷凍加工、輸入通関、国内販売まで、トレーサビリティが確保された安心安全な製品の輸入販売を展開しています。
同社は自社工場を持たないファブレス型の食品メーカーであり、中国、インドネシア、エジプトなど世界各国の製造委託先である工場で自社ブランド製品を製造しています。製造技術の研究開発にも力を入れており、以下のような技術革新に取り組んでいます。
スチベジ製法(カット野菜を低温スチームブランチングし急速凍結する)の開発
セントラルキッチンでの使い勝手や品質向上を目指した技術開発
* 原料となる野菜の品質と冷凍食品の相関性に関する研究
近年、コロナ禍の影響もあり、一般家庭でも手軽に時短調理できる冷凍食品の需要が高まっています。勝美ジャパンは、メディカル給食事業で培ったノウハウを生かし、大手量販店などを通して一般消費者向けにも冷凍野菜製品を販売しています。
今回のTOKYO PRO Market上場により、勝美ジャパンは社会的信用力の向上と資本の充実を図り、更なる新製品とサービスの創造を目指します。メディカル給食市場への貢献に加え、一般消費者向けの冷凍食品市場でも存在感を高め、食生活の質向上に貢献していくことが期待されます。
日本M&Aセンターのサポート
勝美ジャパンの上場申請は、株式会社日本M&Aセンターが担当J-Adviserとして支援しています。日本M&Aセンターは、企業成長の促進や事業承継、一般市場への上場に向けた体制整備などを目的に、TOKYO PRO Marketへの上場支援に取り組んでいます。これまで、100社以上の企業とJ-Adviser契約を締結しており、勝美ジャパンは同社が担当J-Adviserとして上場申請を行う39号銘柄となります。
日本M&Aセンターは、上場後の成長支援にも力を入れており、海外進出や新規事業の創出、適時開示のアドバイス、組織経営のモニタリングなど、多岐にわたるサポートを提供しています。
勝美ジャパンの挑戦
勝美ジャパンは、TOKYO PRO Market上場を通じて、さらなる事業拡大と成長を目指しています。メディカル給食市場にとどまらず、一般消費者向けの市場でも存在感を高め、冷凍食品業界を牽引していくことが期待されます。今後の同社の動きに注目が集まります。