システマティック・イノベーション経営賞が登場
一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)は、最近「システマティック・イノベーション経営賞」(SIMA)を設立しました。この賞は、イノベーションをテーマにした新たな取り組みとして、特に「グッドイノベーション」に焦点を当てています。対象は企業や地方自治体など多岐にわたり、2026年2月3日に初めて受賞者が発表される予定です。
イノベーションを促進する新しい賞
SIMAは日本の産業および地域社会のイノベーションを促進するための取り組みです。単なる新製品や新事業だけでなく、ビジネスモデルの革新、地域創生、さらには社会的なインパクトに重きを置いています。この賞では、企業や地域が行うイノベーションのプロセスやシステムを評価するため、ISO 56000など国際基準に則った審査視点を採用しています。
受賞部門と対象
SIMAでは、以下の部門で受賞者を選出する予定です。
1.
新事業・新サービス部門
: 企業としてシステミックな経営、またはイノベーション経営システムを実践している企業や経営者。なお、大企業と中小企業・地方企業に分かれています。
2.
イノベーション実践部門
: 新サービスにおいてイノベーションを実践している企業や部門。
3.
地域創生部門
: 都市や社会のイノベーションを推進する地域。
4.
研究機関・大学部門
: イノベーションのエコシステムを構築している研究機関や大学。
5.
知識創造企業部門
: 知識を創造し新たな価値を生む企業。
審査アドバイザーの紹介
審査や運営には、各界で著名なイノベーションの専門家たちがアドバイザーを務めます。以下の方々が参加しています:
- - 井上 英之(社会イノベーション研究者)
- - 大嶋 洋一(東京科学大学副学長)
- - 小林 暢子(EY Japanパートナー)
- - 田中 里沙(事業構想大学院大学学長)
- - 玉田 俊平太(関西学院大学研究センター長)
また、総合アドバイザーとして加藤 公敬氏(元日本デザイン振興会常務理事)やマグナス・カールソン氏(RISEプロジェクト責任者)も名前を連ねています。
経営者イノベーション委員会の役割
本賞は、経営者イノベーション委員会(EIC)の一環として設立されました。EICは、2025年に設立され、イノベーションを通じて日本社会と経済を豊かにするための施策を議論しています。また、会員企業や専門家で構成される委員が集まり、システマティック・イノベーション経営賞の企画・運営に携わります。
日本の市場におけるイノベーションの重要性はますます高まっており、SIMAはその一助となることが期待されます。詳しくは、Japan Innovation Networkの公式サイト(
ji-network.org)をご覧ください。