SUS創業者 故・石田保夫氏の功績とその意義
2025年6月11日、東京都大手町で開催されたアルミニウム建築構造協議会の定期総会において、SUS(エスユウエス)株式会社の創業者である故・石田保夫氏が「協議会賞功労賞」を受賞しました。この賞は、彼の生前におけるアルミ建築構造の普及と発展への貢献を称えるものです。彼の想いは、現在のSUSの活動にも色濃く反映されています。
受賞式では、SUSの代表取締役社長である石田琢志氏が登壇し、協議会会長の角慎一郎氏から表彰状を受け取りました。受賞コメントにおいて、石田社長は故人に代わって心からの感謝の言葉を述べ、「アルミニウムを通じて日本の社会を豊かにする」という故・石田保夫氏の理念が、多くの人々の共感を得てきたことを語りました。
アルミ建築への挑戦の歴史
SUSは1992年の創業以来、FA向けのアルミプロファイルメーカーとして成長してきました。特に、アルミ建築への取り組みは、2002年の建築基準法の改正をきっかけに始まりました。この法律改正によって、アルミニウム合金が正式に建築材料として認可されたことは、SUSにとって大きな転機となりました。故・石田保夫は、アルミ建築の実現を目指す情熱をもって、2005年には「ecoms(エコムス)」という新しいブランドでアルミ建築事業をスタート。2003年には、アルミ構造材を用いた初の建築物「ecoms hall」を完成させました。
この事業は、アルミの軽量性や高耐食性といった特長を生かし、建材としての様々な課題にも挑戦していくことでした。これまでに、全国に200棟以上のアルミを使用した施設が設置されており、それらはメンテナンス性や施工のしやすさに優れています。
未来に向けた思い
SUSは今後も故・石田保夫氏が描いていた「アルミが世界を変える」という夢を受け継ぎ、アルミ建築の可能性を追求していく所存です。また、SUSは単にアルミプロダクトの提供に留まらず、各種ソリューション提案によりお客様のニーズに応える活動にも力を入れています。これにより、アルミ建築の普及と発展への挑戦を次のステージへ進めることが期待されています。
アルミニウム建築構造協議会の役割
アルミニウム建築構造協議会は、経済発展と生活の向上を図ることを目的に、技術基盤の構築と普及に努めています。SUSが受賞した「協議会賞功労賞」は、同協議会の理念を反映しているとともに、アルミニウムの未来を切り開こうとする様々な人々の努力を象徴しています。
私たちは、故・石田保夫氏の功績を称えるとともに、これからのSUSの歩みにもご期待ください。アルミの可能性を信じ、挑戦し続ける姿勢が、より良い社会を形作る原動力となります。