神戸に農産物物流・加工の新拠点「神戸センター」が誕生
神戸に誕生した新たな農産物拠点
2021年5月、神戸市に新たな農産物物流と加工の拠点である「神戸センター」が開設される。これは、農業総合研究所（農総研）と福岡ソノリクが協力し、農産物の取扱いをより効率的に行うための事業の一環として設立されたものである。
開設の背景と目的
この神戸センターは、両社が2020年10月に締結した資本業務提携の結果実現したもので、各社が持つ農産物の仕入れ・販売網や物流ノウハウを相互に活用し、農業関連ビジネスの価値を高める狙いがある。
具体的には、福岡ソノリクが運営する「関西物流センター」を活用し、西日本エリアにおける農産物の保管、加工、流通を一手に行う。これにより、より多様な品目や形態の農産物を受け入れる体制が整い、遠方からの供給にも迅速に対応できる。
物流と加工の一体型拠点
神戸センターは、日量約1万コンテナという取扱規模を誇り、既存の物流センターと比較して約2倍の取扱いを実現。加工数量に関しても、日量約10万パック以上の処理が可能となる見込みである。特に、独自の保管技術を駆使する福岡ソノリクの強みを活かし、農産物の鮮度維持や貯蔵管理の向上が図られる。
スーパーマーケットとの連携強化
拠点の設立により、拡大するスーパーマーケットなどからの農産物需要に応えるため、両社は効率的な物流を強化する。さらに、物流網の拡充により、新たな農産物の産地開拓も推進するとしており、地域経済にも貢献する見込みである。
福岡ソノリクの技術力
福岡ソノリクは、農作物の保管・加工に特化した西日本最大の集約拠点を持ち、長年の研究を経て得た保管技術や特許冷蔵庫などを駆使して、農業の持続可能性を高める取り組みを行っている。また、農作物の輸出や規格外品を活用した商品開発にも注力しており、農業活性化に向けた活動も進められている。
今後の展望
神戸センターの開設を契機に、両社はさらに業務の拡大を目指し、持続的な成長を確実なものとすることが期待されている。新たな流通システムを通じて、農業業界全体の生産性向上や新たな付加価値の創出に貢献することでしょう。今後の進展から目が離せない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社福岡ソノリク
- 住所
- 佐賀県鳥栖市姫方町1660番地
- 電話番号
- 0942-87-3275
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