セガがAuth0導入
2025-02-17 10:39:01

セガ、Auth0を導入しグローバルなゲーム体験を強化へ

セガがAuth0を導入し、ユーザー認証システムを強化



株式会社セガが、グローバルなゲーム体験を向上させるために、Oktaのカスタマーアイデンティティ管理製品「Auth0」の導入を発表しました。この取り組みは、セガがスマートフォン、PC、コンソールなどの多様なプラットフォームにおいて、ユーザーが安心して利用できる環境を提供することを目指しています。

背景と目的


セガは、グローバルに展開する数々のゲームタイトルを通じて、ユーザーとの接点を深めることを重要視しています。その中で、プラットフォームや地域に関わらず、共通の認証基盤を提供することが求められてきました。このような背景から、ユーザーがどこでも安心してゲームを楽しめる環境を構築するための取り組みが進められました。

Auth0を選んだ理由


セガは、自社開発による認証システムにはセキュリティの脅威やグローバル展開に関する課題があります。これらの問題に対処するため、従来の自社開発かIDaaS(Identity as a Service)の利用を検討した結果、迅速なセキュリティ対応と将来の拡張性を重視してOktaのAuth0を選びました。JavaScriptを用いたカスタマイズができ、各国の規制にも柔軟に対応できる点が高く評価されました。

導入プロセス


導入には約1年6ヶ月の時間がかかりました。具体的には、以下のプロセスを経て実施されました:
1. 企画検討・方針策定(6ヶ月): 自社開発のシステムにおける課題を分析し、将来のニーズを洗い出しました。
2. PoC実施(3ヶ月): Auth0の製品が実装可能かを確認しました。
3. 実装と展開準備(9ヶ月): Oktaのプロフェッショナルサービスを活用しながら実装し、展開準備を進めました。

このプロセスにおいて、AWS契約の切り替えや年齢確認、データ保管地域など、各国の規制への対応が課題となりましたが、Oktaのサポートを受けることで円滑に進行しました。

導入の成果


Auth0導入後、セガでは「SEGA Account」という共通アカウント登録を2025年1月22日から開始する予定です。この取り組みにより、以下の成果が挙げられます:
  • - セキュリティ強化: グローバル基準のセキュリティが実現し、安全なBtoCサービスを提供。
  • - 開発効率の向上: 内製基盤に比べ、ゲーム開発チームがより簡単に採用できるようになりました。
  • - マーケティング基盤の構築: ユーザー情報を安全に活用でき、ダイレクトマーケティングが可能となりました。
これにより、セガはユーザー体験の向上のみならず、運用コストの削減も達成しています。

今後の展望


今後、セガ及びグループはAuth0を活用し続け、スマートフォン、PC、コンソールに限らず、将来的には店舗利用も視野に入れた一貫したユーザー体験を提供することを目指します。また、この基盤を通じて、世界中の消費者に安心と満足を提供し、マーケティング活動のさらなる強化を図っていく予定です。

セガの歩み


株式会社セガは、家庭用ゲーム機、PC、スマートフォン向けのゲームを企画、開発、販売、運営する企業であり、ゲーム事業によって築かれたノウハウをもとにデジタルサービスやキャラクター商品の展開も行っています。セガは、日本国内および海外のスタジオと連携し、高品質なゲームコンテンツを全世界に提供しています。
セガ公式サイト

このように、セガはEmpowermentを念頭に置き、今後もユーザーを幸せにするサービスを目指していきます。


画像1

会社情報

会社名
Okta Japan株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2-21−1 渋谷ヒカリエ30階
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 品川区 セガ Okta Auth0

Wiki3: 東京都 品川区 セガ Okta Auth0

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。