国立科学博物館が2025年3月8日から新たに始まる「科博オンライン・サイエンスコミュニケーションセミナー」のご案内です。このオンライン講座は、サイエンスコミュニケーションについて幅広く学べる貴重な機会であり、科学に関する知識を深め、伝える技術を身につけることができます。特に、「深める」、「伝える」、「つなぐ」、「活かす」の4つの視点から構成された各講座は、それぞれの分野で著名な講師陣が教鞭を執ります。
講座内容
1.
伝える:コミュニケーション能力を高める
講師:河野洋人(国立科学博物館 理工学研究部 科学技術史グループ 研究員)
タイトル:「科学を語ってなにを伝えるのか——あるサイエンスコミュニケーションの現場から」
この講座では、科学を一般の人々にどう伝えるかという課題に焦点を当て、実際のサイエンスコミュニケーションの実践例を紹介します。
2.
つなぐ:コーディネーション能力を高める
講師:種村剛(北海道大学 大学院教育推進機構リカレント教育推進部 特任教授)
タイトル:「サイエンスコミュニケータの役目〜「つなぐ」こと再考〜」
この講義では、科学者と一般社会の架け橋としての役割を再考し、効果的なつながりを構築するための方法を探ります。
3.
活かす:社会のさまざまな場面で活かす
講師:一方井祐子(金沢大学 人間社会研究域地域創造学系地域創造学類 准教授)
タイトル:「市民と研究者が共に作り上げる研究のかたち」
生活の中で科学をどのように活かしていくかをテーマに、実際に市民と共同して行われた研究の形を紹介します。
4.
深める:科学に関する専門性を深める
講師:水川薫子(東京農工大学 農学研究院物質循環環境科学部門 講師)
タイトル:「サイエンスコミュニケーションを実践する研究者の視点」
サイエンスコミュニケーションを実践する立場から、研究者としての視点でのアプローチ方法を解説していただきます。
講座の詳細
- - Dates: 3月8日(土)、3月15日(土)、3月22日(土)、3月29日(土)
- - 受講人数: 各講座150名(先着順)
- - 受講料: 1講座2,500円、全4講座セット8,000円
- - 応募方法: 各講座の実施日5日前までに申し込みが必要です。
このセミナーはZoomを通じて配信され、数日後には録画動画が1ヶ月間閲覧可能です。サイエンスコミュニケーションに興味がある方にとって、絶好の学習機会となることでしょう。
詳しい情報や申し込みについては、国立科学博物館の公式ウェブサイトや、下記のリンクからご覧ください。
科博オンライン・サイエンスコミュニケーションセミナー詳細
主催は国立科学博物館で、サイエンスコミュニケーションに興味があるすべての方が対象です。この機会にぜひご参加ください。