羽曳野市の課長、地方公務員アワードで南河内初の栄誉を獲得
2024年10月13日、東京の品川区にある大崎ブライトコアホールで開催された「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2024」において、大阪府羽曳野市の魅力づくり推進課の辻村真輝課長が南河内初の受賞を果たしました。この受賞は、辻村課長の多大な努力と地域貢献が評価された結果として注目されています。
新型コロナワクチン接種推進の功績
辻村課長の受賞に至った大きな要因は、新型コロナウイルスワクチン接種推進室における取り組みです。羽曳野市では全国に先駆けて、1日最大2,000人の接種体制をシミュレーションし、実際には400名の高齢者を対象に大規模な接種訓練を実施しました。この訓練において開発されたマニュアルや配置図面は全国の公務員にも共有され、ワクチン接種の推進に貢献しました。
辻村課長は受賞に際し、「この賞はワクチン業務に関わった全ての方々と分かち合うもの」と述べ、自らの努力だけでなくチームの力で得た成果であることを強調しました。
職員が力を発揮できる環境づくり
また、羽曳野市は「人材輩出賞」も受賞しており、職員が専門性を高められる環境が評価されています。これは市全体の人材育成においても成功を収めた証と言えるでしょう。今後も羽曳野市では市民と共に地域の魅力を高め、さらなる発展を目指しています。
辻村真輝課長のプロフィール
辻村真輝課長は平成5年に羽曳野市に入庁し、保険年金課や下水道総務課、大阪府文化振興財団への出向を経て、文化事業やイベントプロデュースに携わってきました。市長公室秘書課では16年間の経験を積み、様々なプロジェクトを成功させてきました。2021年には新型コロナウイルスワクチン接種の推進室に配置され、全国初の大規模接種体制を構築しました。
また、辻村課長は「狩猟免許」や「観光士」、「お肉ソムリエ」など多彩な資格を保持しており、地域の発展に尽力しています。彼の行動力とリーダーシップが羽曳野市における様々なプロジェクトに影響を与えていることは間違いありません。
表彰式の模様と思い出
表彰式では、市のご当地キャラクターである「つぶたん」も登場し、和やかな雰囲気を醸し出しました。また、受賞者たちの情熱や仲間への思いが語られ、参加者全員の心に残る素晴らしいイベントとなりました。審査員からは、辻村課長の短期間での大規模接種実現や、積極的な活動が高く評価されました。
地方公務員アワードは全国から147名の応募があり、その中から選ばれた11名が受賞しました。このように、地方公務員の取り組みを称賛する場が整備されることは、自治体のブランド向上にも寄与していると言えるでしょう。今後も羽曳野市の活動に注目し、市民とともに魅力あるまちづくりを進めていきたいと思います。