ロッテとアサヒユウアス、革新的なサステナブルビールを共同開発
ロッテのスティックチョコレート菓子「トッポ」のプレッツェル部分を利用した新たなクラフトビール、『Toppo CRAFT BREW(トッポクラフトブリュー)』が誕生しました。このビールは、アサヒユウアス株式会社がロッテと共に開発したもので、プレッツェル製造過程で発生する食品ロスを有効活用しています。
食品ロスの削減への取り組み
ロッテはこれまで、製造過程で生じる食材の廃棄物を飼料に転用するなどの食品ロス対策を進めてきましたが、今回の共同開発では、特に割れてしまったプレッツェル部分を利用することで、新たな飲料を生み出すことに成功しました。アサヒユウアスは、アサヒグループのビール製造技術を駆使して、このクラフトビールを製造しています。
『Toppo CRAFT BREW』は、その名の通りトッポのプレッツェル特有の甘みと香ばしさを引き立てる設計になっており、さわやかで飲みやすい味わいに仕上げられています。また、アルコール分は5.0%で、軽やかに楽しめる一杯です。製品の販売は、8月31日から9月1日までの間にZOZOマリンスタジアムの「LOTTE OKASHI STADIUM」ブースで行われ、さらに9月4日からは北千住マルイで開催される「BEER UP! KITA-SENJYU」においても数量限定で提供されます。
「BEER UP! KITA-SENJYU」とは?
「BEER UP! KITA-SENJYU」とは、国内のクラフトビール醸造所が一堂に会し、それぞれの独自性を活かしたビールを楽しめるイベントです。ここでは、通常の抹茶を使用したビールなど、個性溢れるクラフトビールが揃い、多様な味わいを求めるビール愛好家にとっては必見のイベントとなっています。
さらに、会場ではリユース可能なポリプロピレン製の「plaloopタンブラー」が導入され、使い捨てプラスチックカップの削減に向けた取り組みが行われます。これにより、環境に配慮した運営が進められているのです。
アサヒユウアスのサステナビリティへの挑戦
アサヒユウアスは2022年に設立された新しい企業で、持続可能性を重視した様々な製品を展開しています。その中には、リユースできる「森のタンブラー」や、廃棄される食材を利用したクラフトビールなどがあります。特に、最近は「plaloopプロジェクト」を立ち上げ、プラスチック素材を資源として再活用する試みにも力を入れており、実際にはホテルのアメニティとして使用された歯ブラシのリサイクルなども行っています。
このプロジェクトの第2弾である「plaloopカップ」は、イベントで使用したカップを集めてアップサイクルすることを目指し、環境に優しいイベント開催に向けた新しい試みとして期待されています。
結論
ロッテとアサヒユウアスの共同開発した『Toppo CRAFT BREW』は、持続可能な未来を見据えた革新的なビールです。プレッツェル部分のアップサイクルを通じて、食品ロスの削減にも寄与しつつ、豊かな味わいを楽しめるこのクラフトビール。環境に配慮したイベントと共に、美味しさとサステナビリティの両方を体験してみてはいかがでしょうか。今後の展開にも注目したい製品です。