株式会社陽と人、新幹線輸送の実証実験を開始
株式会社陽と人は、規格外りんごの販売を新幹線輸送と置き配の仕組みを使用して行う実証実験を開始しました。この取り組みは、環境負荷の軽減を目的とし、生産者と消費者との新たな関係性の構築を目指しています。実験の内容について詳しく見てみましょう。
背景・目的
日本の農業サプライチェーンでは、生産から配送まで様々な段階で環境負荷が発生しています。これを改善するためには、各段階での取り組みが必要とされています。規格外の農産物を取り扱うことによって、食品廃棄物の削減が期待できます。また、新幹線を利用した輸送により、エネルギー効率を向上させ、再配達を削減するために置き配を導入することが狙いです。消費者には、「購買を通して環境負荷を軽減する」新しい価値を提供します。
実証実験の概要
本実証実験は、次のような内容で展開されます。
- - 実施期間: 2025年1月27日から3月14日
- - 販売商品:
- 福島県産の訳ありりんご1.5kg(税抜き2,980円、限定500箱)
- 福島県産の訳ありりんご1kgとリンゴジュース2本セット(税抜き2,980円、限定100箱)
- - 購入方法: 郵便局のふるさと小包チラシから申し込む方式(1月27日から3月7日まで)
- - 販売エリア: 埼玉、東京、神奈川の特定の郵便局にて実施します。
この取り組みでは、消費者と生産者が双方向に情報を交換できるよう、オリジナル冊子やポストカード、さらにはNFT特典も提供される予定です。
今後のスケジュール
- - 購入申込受付開始: 2025年1月27日
- - お届け期間: 2025年2月3日から3月14日
- - 効果検証: 2025年3月15日以降に行われます。
「farm to table」プロジェクトの全貌
『farm to table』は、農業における環境負荷の低減を目的としたプロジェクトであり、この実験もその一環です。消費者が環境に配慮した選択をできるようにすることで、農業の持続可能性を高める第一歩を提供します。
会社概要
株式会社陽と人は、地域資源を最大限に活用することを目的とした企業であり、福島県国見町に拠点を持っています。地域資源の有効活用を進めるとともに、持続可能な社会を実現するための様々な取り組みを行っています。詳細は、
公式ウェブサイトで確認できます。
以上のように、規格外りんごの輸送方法の革新を通じて、持続可能な農業と新たな消費者体験を結びつける取り組みが進められています。この実証実験が成功することで、他の農産物の流通にも良い影響を与えることが期待されています。