横浜市が小児がんと戦う子どもたちのためにメタバース交流事業を実施

横浜市が小児がんと向き合う子どもたちのための新たな居場所を創造

横浜市では、病気と向き合う子どもたちのために、メタバース空間を活用した交流イベントを開催しています。この事業は、特に小児がんなどの病気と闘う子どもたちに焦点をあて、安心できる居場所を提供することを目的としています。

メタバース交流企画の目的

この交流事業は、子どもたちが不安を感じたり、悩みを共有したりできる居場所をつくることを目指しています。メタバース空間では、参加者が気軽に交流できるプログラムが定期的に用意され、その中に「お菓子づくり」というテーマが設けられました。

第2弾企画の内容

さて、このたび実施された第2弾メタバース交流企画では、特に「お菓子づくり」がテーマとなりました。令和7年10月4日（土）に開催され、13名の子どもたちが自宅や医療施設からオンラインで参加しました。参加者は専門学校でのレクチャーを受けながら、オリジナルの焼き菓子を考案しました。

この企画においては、横浜スイーツ＆カフェ専門学校の協力があり、参加者が考えた焼き菓子の味やトッピングを実際に学生が製作します。最終的には、考案した焼き菓子が参加者にプレゼントされる予定です。しかも、同専門学校のウェブサイトでも販売されるため、他の人々もその魅力を味わえる機会があります。

リアルな体験を通じた交流を促進

このプログラムは、子どもたちが自らの想像力を駆使してアイデアを形にできることを重視しています。焼き菓子を通じて、創造性を育むだけでなく、同じ境遇の仲間との交流を深めることができるのです。

過去の取り組み

今回の企画の前にも、横浜市はさまざまなメタバース交流事業を試みています。例えば、令和6年8月21日に行われた「YOKOHAMAスペースアドベンチャー」では、参加者が協力してクイズやゲームを楽しむ場面がありました。また、令和7年7月29日には、JAXA宇宙教育センターとの共催で「ルナクラフト」ワークショップが実施され、参加者は月に関する特別授業を受けた後、グループで協力して月世界の探査や建築に挑戦しました。こうした活動は、子どもたちにとって新しい経験を提供しています。

さらに、令和7年8月22日には「メタバースでおしゃべり会」が行われ、アットホームな雰囲気の中で参加者同士が楽しいひと時を共有しました。