メタ・バラッツが贈るスパイスレシピ本の魅力
神奈川県鎌倉市由比ガ浜に本拠を置くドッピオ合同会社が、11月8日より「日本生まれのインド人、メタ・バラッツのスパイスカレーユニバース」の電子書籍を無料配信します。この本は、料理研究家であり、鎌倉で70年間にわたってスパイス商を営むアナン株式会社の3代目、メタ・バラッツが提案したもので、416種類ものオリジナルレシピが収められています。
このレシピ本は、1,700ページ以上のボリュームを誇り、伝統的なインドカレーのみならず、ビリヤニ、アチャール、サブジ、さらに日本の食材を使用したオリジナルレシピなど、奔放な創造性に満ちています。特に注目すべきは、家庭で簡単に再現できる「30分で作れるスパイスカレー」の指南や、スパイスの使い方のテクニック、料理初心者向けの基本情報などが含まれていることです。
スパイスの奥深さを知る
メタ・バラッツは、この本を通じてスパイス料理の魅力と奥深さを多くの人に伝えたいと考えています。「スパイスに親しみがない人でも楽しめるよう、オープンソース的な発想でレシピを共有することが重要」とコメント。スペインの美容食文化にインスパイアされ、独自のアプローチで美食の楽しさを広めたいとする彼の思いが伺えます。
収められているレシピは、多岐にわたります。例えば、冬の味わいを表現した「菜の花と牡蠣のカレー」や、夏にぴったりの「枝豆ととうもろこしのサマーポークキーマチキン」など、シーズン毎の食材を活かしたレシピが多数紹介されています。それに加え、スパイスが未経験の方にも簡単に挑戦できるように、写真付きで全工程が示されており、見ながら調理ができます。
電子書籍ならではの利便性
電子書籍として提供される本書は、スマホやタブレットで簡単にレシピを確認しながら調理が可能です。従来のレシピ本と違い、両手が自由に使えるため、料理をしながらどこでも簡単にレシピを参照できるのが大きな魅力です。インターネットを介して、より多くの方にスパイスの文化を広めるための取り組みともいえます。
メタ・バラッツの背景と活動
著者のメタ・バラッツは、日本で生まれ育ったインド人です。彼の祖先は、インドの文化とスパイスを日本に紹介したパイオニアでもあります。現在、鎌倉を拠点に、アーグルヴェーダを取り入れた料理を通じて、地域の旬の食材との調和を図りながら活動を展開しています。
最近は尾道市向島に「BHARAT」というラボを開設し、プロダクト開発やスパイスの販売、さらには料理教室やワークショップを通じて、多様な文化が交錯する場を提供しています。彼の取り組みは、スパイスを駆使して日本人とインド文化をつなげる架け橋となることを目指しています。
最後に
「日本生まれのインド人、メタ・バラッツのスパイスカレーユニバース」は、スパイス料理を愛する人はもちろん、これから挑戦したいと考えている人にとっても最適な一冊となっています。この機会にぜひ、メタ・バラッツのスパイスレシピに触れ、新しい料理の世界を広げてみてはいかがでしょうか。無料で配信されるこの電子書籍を通じ、あなたもスパイスの魅力に引き込まれることでしょう。