ダナン大学の介護実習
2023-04-12 09:00:01
ダナン医薬技術大学生の日本介護実習プログラムが始動
ダナン医薬技術大学生の介護実習プログラム
日本での介護人材不足が深刻な問題となる中、ベトナムのダナン医薬技術大学の学生が日本の介護技術を学ぶためのインターンシッププログラムが始まりました。このプログラムは、同大学の総合看護学科に在籍する学生を対象とし、将来的に日本での就職を希望する彼らが日本の先進的な介護技術を身につけることを目的としています。
プログラムの目的
本プログラムでは、学生たちに大学卒業に必要な実習単位を認定するためのインターンシップを提供します。実習を通じて、日本の介護制度や技術に関する理解を深め、実践的なスキルを習得することが目標です。彼らは、日本語学校での語学研修を受けた後、実際の介護現場での経験を積むことになります。
実習内容と指導体制
介護実習の第一歩として、学生たちは日本語学校「Aoyama Hope Academy」で介護用語や医療現場の用語を学びます。その後は、介護施設に配属され、直接的な介護業務ではなく、周辺業務や施設見学を通して介護現場への理解を深めます。
実習生は2名から6名のグループに分けられ、実務を行う介護職員や看護職員が指導を担当します。また、毎日の実習終了時には実習記録を作成し、指導職員による評価や振り返りが行われます。最終日には、インターンシップ全体を通じた総評も実施されます。
加えて、ダナン医薬技術大学の教員が、実習開始から3週間後にオンラインで実習生からの報告を受け取り、評価や助言を行い、在籍する大学からのサポートを提供します。
実習日程
プログラムは以下の日程で展開されます。まずは4月12日から始まる語学力研修が行われ、その後、介護および看護実践研修が実施されます。各研修は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設など、さまざまな実習施設で行われます。
展望
今後、このプログラムを通じて、恩徳福祉会は介護人材不足の解消に向けた取り組みをさらに推進していく予定です。特に、海外からの留学生を対象に、実践的な技術習得を促進し、日本の介護・医療現場において活躍できる人材を育成していくことに力を入れていきます。たとえ距離があっても、国境を越えた人材の交流が実現することを期待しています。
社会福祉法人恩徳福祉会は、1990年に設立され、大阪府吹田市に本部を置いています。介護事業をはじめ、さまざまな分野で活動を展開しており、今後も成長を続けていくことに努めています。
会社情報
- 会社名
-
社会福祉法人 恩徳福祉会
- 住所
- 大阪府吹田市岸部南1-4-24
- 電話番号
-
06-6265-0105