再生医療分野におけるグローバル提携:リプロセルがBioBridge Global社と戦略的関係強化

リプロセル、BioBridge Global社との戦略的提携で再生医療プログラムを世界へ展開



リプロセル株式会社は、米国テキサス州サンアントニオに拠点を置くBioBridge Global社(以下BBGグループ)との戦略的関係を強化するための基本合意書を締結したと発表しました。

今回の提携により、リプロセルはBBGグループと連携し、世界中のバイオ製薬企業の臨床プログラムや治験薬製造向けに提供しているiPS細胞を用いた再生医療プログラムおよび製造受託サービスをさらに充実させることとなります。

リプロセルは、米国食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)、日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)が定める主要な規制基準に準拠した臨床用途に適したiPS細胞の製造を行っています。このシードiPS細胞(StemRNA™ Clinical iPSC Seed Clones)は、世界中の多くのバイオ医薬品関連企業によって評価されています。

今回の提携によって、リプロセルはBBGグループの子会社であるGenCure社と共同で、プロセス開発や製造最適化を行い、cGMP(Current GMP)製造サービス(マスターセルバンク、ワーキングセルバンク、治験薬製造等を含む)を提供可能となります。GenCure社の製造施設は、米国、欧州、日本の規制基準に適合するよう設計されています。

また、BBGグループのもう一つの子会社であるQualTex Laboratoriesを通じて、cGMP製造に関する安全性および品質管理アッセイを提供することも可能となります。

リプロセルの代表取締役社長である横山周史氏は、「今回の提携により、リプロセルのシードiPS細胞から、顧客の臨床開発プログラムの目的の一つである治験薬製造までの、一連のcGMP製造の流れとそれに付随する安全性および品質管理アッセイを、ワンストップで提供できることとなりました。BBGグループと提携し、リプロセルのiPS細胞技術を用いたグローバルな再生医療プログラムを支援し、加速できることを嬉しく思います」と述べています。

GenCure社の最高執行責任者であるベッキー・キャップ氏は、「リプロセルが臨床領域で行っているiPS細胞事業は、ヒトの細胞や組織の治癒力を通じて命を救い、人々の生活を向上させるという我々の目的と強く共鳴するものです。ドナーから患者へと、製品やサービスを提供する企業として、この先駆的な取り組みに参加する機会を得たことに感謝します」と述べています。

リプロセル:iPS細胞を用いた再生医療プログラムのパイオニア



リプロセルは、iPS細胞を用いた再生医療プログラムにおいて世界をリードする企業の一つです。同社は、高い品質基準と安全性基準を満たすiPS細胞の製造技術を確立し、さまざまな疾患に対する治療法開発を進めています。

今回のBioBridge Global社との提携は、リプロセルのiPS細胞技術を世界に広め、再生医療分野の発展に大きく貢献するものと期待されます。

会社情報

会社名
株式会社リプロセル
住所
神奈川県横浜市港北区新横浜3-8-11メットライフ新横浜ビル9F
電話番号
045-475-3887

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