飲食店向けSaaS『Camel』を提供する株式会社tacomsが資金調達を実施! グローバル・ブレイン、三井不動産、キリンホールディングスが出資
飲食業界向けVertical SaaS『Camel』シリーズを提供する株式会社tacoms(以下、tacoms)は、グローバル・ブレイン株式会社運営の「31VENTURES Global Innovation Fund 2号」(以下、31VENTURESファンド2号)およびKIRIN HEALTH INNOVATION FUNDから資金調達を実施したことを発表しました。
近年、共働き世帯や単身世帯の増加などにより、外食産業では中食ニーズが高まっています。飲食店は、従来の「店内注文」に加え、デリバリーやテイクアウトの「店外注文」も両立させる必要があり、経営課題となっています。
tacomsが提供する『Camel』は、デリバリー注文一元管理サービスです。複数のデリバリー・テイクアウトサービスからの注文を一括で受注できるため、飲食店は新しいデリバリーサービスを導入する際もオペレーションが複雑化することなく、管理コスト削減と売上最大化を実現できます。
さらに、tacomsは新たに『Camel Order』をリリースしました。これは、飲食店独自のテイクアウト・デリバリーWeb注文サイト(モバイルオーダー)をノーコードで立ち上げられるサービスです。飲食店は簡単に自社のWeb注文サイトを構築し、顧客との接点を増やすことができます。
今回の資金調達により、tacomsは優秀なエンジニアや事業開発メンバーを採用し、マルチプロダクト戦略の推進に向けた新たなプロダクト開発を進めていく予定です。
グローバル・ブレインは、tacomsの経営陣が持つ飲食業界の深い洞察と実行力、そして市場ニーズに応えた優れたプロダクトを高く評価し、今回の出資を決定しました。今後、三井不動産株式会社およびキリンホールディングス株式会社と連携し、tacomsの事業成長に貢献していくとのことです。
tacomsについて
株式会社tacomsは、2019年5月に設立された、飲食業界向けVertical SaaS『Camel』シリーズの開発・提供を行う企業です。同社の代表取締役は宮本晴太氏です。
31VENTURESファンド2号について
31VENTURES Global Innovation Fund 2号は、グローバル・ブレイン株式会社が無限責任組合員、三井不動産株式会社が有限責任組合員を務めるファンドです。運用総額は85億円です。
KIRIN HEALTH INNOVATION FUNDについて
KIRIN HEALTH INNOVATION FUNDは、グローバル・ブレイン株式会社が無限責任組合員、キリンホールディングス株式会社が有限責任組合員を務めるファンドです。運用総額は50億円、運用期間は10年間です。投資対象は、国内外のヘルスサイエンス領域に関連したスタートアップ企業、特にキリングループとの協業が見込める企業です。
グローバル・ブレインについて
グローバル・ブレイン株式会社は、1998年1月に設立されたベンチャーキャピタル会社です。代表取締役社長は百合本安彦氏です。