文化財を守る
2025-12-23 16:49:54
文化財を守る!能登半島地震被災地支援プロジェクト始動
能登半島地震被災文化財を守る新プロジェクト
国立大学法人金沢大学資料館による、「能登の文化財と記憶を伝えるプロジェクト」が始まりました。このプロジェクトは、令和6年に発生した能登半島地震により被災した文化財を救出し、未来へと継承することを目的としています。
プロジェクトの背景
この地震は、多くの博物館や寺社、また一般家庭における歴史的資料に深刻な影響を及ぼしました。こうした文化財が損なわれることで、地域の歴史や文化そのものが危機にさらされています。そのため、文化財のレスキュー活動やデジタルアーカイブ化は、急務であると認識されています。
目指すもの
プロジェクトの中心となるのが、松永篤知特任助教の指導です。彼は、文化財の保存と公開を通じて地域の歴史、そしてその記憶を次世代へと伝えることを強調しています。「真の復興には、地域文化や歴史をしっかりと守っていくことが不可欠です」と彼は語ります。
寄付募集の詳細
このプロジェクトは、2025年12月22日から寄付の募集を開始します。支援のための寄付は、研究者応援寄付サイト「iDonate」にて受け付けられます。寄付者は、金沢大学資料館の解説付きツアーなどの特典を受けることができます。
返礼品の内容
1. 金沢大学資料館の解説付きツアー(寄付金額1万円以上):90分間、資料館を巡りながら特別な解説を受けられます。
2. 令和8年度前期企画展の特別解説ツアー(寄付金額3万円以上):能登をテーマにした展示の特別解説を受ける機会があります。
このように、寄付金には具体的な形で感謝を表すプランが用意されています。また、寄付者には税制上の優遇措置も適用されるとのことで、企業や個人が安心して参加できる環境が整っています。
文化財の保存活動
プロジェクトでは、文化財レスキューに加えて、デジタルアーカイブ化も行われます。デジタル技術を使用することで、物理的な壊滅から文化財を守りつつ、その価値を広めることが可能になります。中でも、中世の珠洲焼や古墳時代の埴輪、平安時代の木造仏像など、多様な資料が発信される予定です。
地域との連携
「iDonate」は、研究者と支援したいと思う地域社会をつなげるプラットフォームです。松永特任助教はこのプロジェクトを通じて、地域と共同で文化を育む新しい仕組みを強化していきたいとしています。寄付者も研究者の活動を直接応援することで、一緒に未来を育む経験ができるのです。
最後に
このプロジェクトは、単なる文化財の保存にとどまらず、地域コミュニティのアイデンティティを再構築し、未来に向かっての新しい文化創造へとつながることを目指しています。松永先生のビジョンのもと、能登半島の文化を守り、次世代へと繋げるためのこの活動にぜひご参加ください。
会社情報
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一般社団法人(非営利型)全国学術情報分析支援機構 「iSess:アイセス」
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