見る見る見た目展
2021-10-28 11:00:24

アートディレクターが見つめる見た目の新たな価値とは?「見る見る見た目展」を紹介

見た目を見つめ直すアートイベント「見る見る見た目展」



現代社会における見た目の重要性は計り知れません。私たちの印象や判断は、そのほとんどが見た目によって決まると言っても過言ではありません。その影響力をアートの力で見つめ直そうとする「見る見る見た目展」が、2021年11月27日から12月5日まで、東京・表参道のART・IN・GALLERYで開催されます。

この展覧会には、14名のアートディレクターが参加します。それぞれが「見た目」に対する独自のアプローチを持ち、「見た目」がもたらす誤解や本質とのギャップを探ります。参加アーティストには、文字に焦点を当てた末廣翼さん、食品の見栄えを考察する札場靖明さん、さらには風変わりなゴキブリを題材にした深瀬創さんなど、多彩な視点を持つディレクターたちが名を連ねています。

この展覧会では、訪れた観客が各作品について「目玉シール」を用いて評価できる仕組みが導入されています。最終日の12月5日には、投票で選ばれた作品が集計され、観客の印象が反映されるのです。このアプローチは、アートへの参加型の関わりを促進し、鑑賞者と表現者の距離を縮める新しい試みです。

また、この展示会は「閉館後も見ることができる」ユニークな特徴を持っています。会場のウィンドウに設置されたのぞき穴から、一部作品を24時間鑑賞することができるというアイデアです。暗い時間帯でも作品の光が反射し、見た目への興味を刺激し続けます。公式サイトでは「閉館後の鑑賞マニュアル」が公開される予定で、アート愛好者にとって新たな体験の場が提供されます。

このような展覧会を通じて、私たちは今まで見落としていた「見た目」の持つ意味や役割について深く考えることが求められています。美しさや魅力は、見た目だけでなく、その背後にあるストーリーや本質を知ることで、より一層理解が深まるのです。

最後に、今回の「見る見る見た目展」は、アートを通じて見た目へのバランスの取れた見方を育まれる機会でもあります。アートディレクターたちが見出した新しい視点に触れ、自分自身の見た目に対する考え方を刷新してみてください。この貴重な機会をお見逃しなく!

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