虎竹の魅力を発信する挑戦
高知県須崎市で生まれた特産品、虎斑竹。その魅力を世界に広めるため、竹材専業メーカーの竹虎(株式会社山岸竹材店)は2025年の「EXPO 2025 大阪・関西万博」に参加することが決定し、その第一歩となるPR映像の撮影を行いました。今回はその撮影の様子と、虎竹の奥深い魅力についてご紹介いたします。
躍動感あふれる撮影現場
撮影は2025年4月8日に行われ、高知県の「虎竹の里」を舞台に、さまざまなシーンが収録されました。竹虎の工場内では、熟練の職人が虎竹の花かごを編む様子が映し出され、伝統の技術と竹の魅力が共存する瞬間が記録されました。特に、製竹作業の「油抜き」工程は職人技が際立つシーンとなり、見る者に深い感動を促しました。
竹林での活動
次の撮影地点は虎斑竹の竹林。ここでは、虎竹の特性やその歴史に関する説明に加えて、実際に竹を伐採するシーンも収められました。特に、初心者の撮影クルーが山から伐採した竹を運ぶ体験をした際には、予想外の軽さに驚き、和やかな雰囲気の中で撮影が進みました。このような実体験を通じて、竹虎の四代目も目を細め、竹の力強さを再認識したようです。
竹トラッカーへの試乗
また、今回の撮影の中で特に注目されたのが、虎竹を装飾した電気自動車「竹トラッカー」の走行シーンです。撮影クルーが助手席に乗り込み、虎竹の里をドライブする様子が収録されました。竹とテクノロジーの融合を実際に体験できる瞬間は、多くの人々に新しい視点を提供しました。
魅力的な製品の数々
さらに、竹虎の店舗では150年もの間育てられたスス竹を用いた花器や多種多様な竹製品の紹介も行われました。撮影チームからは、商品一つ一つへの関心が寄せられ、そのクオリティーの高さに舌を巻いていました。すべてのシーンがスムーズに進み、完成映像への期待が高まるばかりです。
万博での体験を期待
2025年の大阪・関西万博では、竹トラッカーの展示や竹職人による実演、さらには虎竹製品の販売が予定されています。持続可能な素材としての竹の魅力と、日本の竹文化の深さを存分に味わうことのできる貴重な機会となることでしょう。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
竹虎の会社概要
竹虎(株式会社山岸竹材店)は、明治27年に創業以来、竹製品を製造・卸業として営んできました。ヒストリーに裏打ちされた技術とデザインが光る竹製品の数々は、多くの人々に親しまれています。公式サイトでは、最新情報も随時更新中です。
竹虎公式サイト
このような形で、虎竹の魅力を多くの人に伝えていく竹虎の活動は、地域産業の振興にとっても重要な位置づけになっています。私たちもその活動を応援したいと思います。