自動化で反社チェックを効率化、RiskAnalyzeとYoomが連携

反社チェックの自動化：RiskAnalyzeとYoomの連携

企業が直面するリスク管理の重要性が高まる中、KYCコンサルティング株式会社が開発した反社・コンプライアンスチェックツール「RiskAnalyze」が、ノーコードでデスクワークを自動化するハイパーオートメーションツール「Yoom」とAPI連携を開始しました。これにより、企業はリスクチェック業務を完全自動化でき、効率的なガバナンスが実現します。

連携の主な内容とその目的

今回の連携では、RiskAnalyzeとYoomの700種以上の業務ツールがシームレスに接続され、企業は反社・コンプライアンスチェックを誰でも簡単に実施できるようになります。これまで属人的に行っていたリスク評価業務が自動化され、その結果、リスク管理の強化と業務効率化が同時に可能となります。

具体的な利点

- 自動実行による反社チェック: CRMシステムに登録された取引先データをトリガーにして、RiskAnalyzeが自動で評価・判定を行います。
- 定期的なスクリーニングの自動化: 契約更新時や年次確認において、Yoomのスケジューラー機能が定期的に自動で評価を実施します。
- リアルタイム通知と記録: 判定結果はSlackやメールで即座に通知され、同時にシステムにも記録されます。
- エスカレーションの自動化: 要注意案件が検知された場合は、法務担当者に自動で通知が行われます。

この仕組みを利用することで、企業はより迅速に、かつ正確に反社チェックを実施できるようになります。たとえば、Salesforceの顧客管理データを基に、契約更新前の再スクリーニングが自動的に行われ、その結果がシステムにリアルタイムで反映されます。また、採用候補者がGoogleスプレッドシートに追加された際にも、自動でRiskAnalyzeチェックが行われ、結果がそのシートに記録されます。

RiskAnalyzeについて

RiskAnalyzeとは、国内外のリスク情報を専門に集約したデータベースです。国内1,000カ所、海外240カ所以上からリスク情報を集め、AIを駆使して必要な情報を抽出し、瞬時に調査レポートを生成できます。最短0.4秒で結果が得られるため、企業は手間やコストを大幅に削減できます。これまでに1,300社以上が導入しており、その実績もあるため、信頼性も高いです。

Yoomとは？

Yoomは、AIやAPI、RPA、OCRといった最新技術を活用し、企業の様々な事務作業を自動化するツールです。ノーコードでの操作が可能なため、専門的なスキルがなくても簡単に利用できます。現在700種以上のアプリやサービスと連携しているため、多様な業務プロセスを効率化できます。

連携を実現する背景

企業が直面するリスクは、反社会的勢力との関係だけに留まりません。マネーロンダリングや贈収賄、風評被害など、様々な要素が複雑に絡み合っています。特に、IPO準備を進めている企業や金融業界ではリスクスクリーニングの定期実施が求められています。RiskAnalyzeとYoomが連携することにより、迅速で正確なリスク評価が可能になり、企業のガバナンスを一層強化することが期待されます。

代表者のコメント

「リスク情報をいかに早く正確に現場に届けるかが、企業価値を守る鍵になります」と語るKYCコンサルティング株式会社の代表取締役、飛内尚正氏は、Yoomとの連携に信頼を寄せています。「リスクアナライズのデータを活用した自動化が広まり、反社チェックの属人化を解消し、迅速な対応が可能になると確信しています。」