チャイルドシート座談会
2025-11-20 12:42:43

チャイルドシート使用の重要性を考える座談会の報告

チャイルドシート使用の重要性を考える座談会の報告



2025年10月、CTP JAPAN株式会社が主催した保護者のための「チャイルドシートの使用」に関する座談会が開催されました。このイベントは、1〜7歳の子どもを持つ保護者8名を対象に、彼らのリアルな意見や経験を共有し、安全意識の向上を目的としています。同社は、ドイツのペアレンティングブランド「CYBEX」の正規輸入総代理店として、子どもの安全を守るための取り組みを行っています。

背景と目的



現代の育児において、チャイルドシートの必要性を強く認識している保護者が多い一方で、実際の使用状況には課題も存在します。特に、2024年9月にJAFがチャイルドシート使用の目安を「身長140cm未満から150cm未満」に改定したことで、より一層安全意識の重要性が高まっています。しかし、CTP JAPANが行った調査では、子どもが6歳を超えると約8割の家庭がチャイルドシートをやめてしまうという現状が浮き彫りになりました。これは、身長150cm未満の子どもがシートベルトの適正の下で安全を守られないという認識不足が影響していると考えられます。

そこで、保護者同士が意見を交わし、日々の困りごとを共有する場としてこの座談会が設置されました。

座談会の内容



本イベントでは、座談会と実際の車両を用いた試乗体験会が行われました。保護者たちは、チャイルドシートを使用する上での悩みや、子どもの「イヤイヤ」を乗り越えるための工夫について語り合いました。多数の家庭が、子どもが嫌がる理由や、その背後に潜む心理的な要因について明らかにしました。

使用を阻む“見えない壁”



「子どもが嫌がる」「体格に合わない」といった理由でチャイルドシートの使用が難しくなるケースが多く見られます。ある母親は、「一度車が出発した後のサービスエリアからの“乗せ戻し”が特に泣いたり嫌がってしまって大変だった」と語りました。また、他の参加者も、「運転中に子どもが抜け出して非常に困った」といった実体験を共有しました。これらの声から、嫌がる背後には様々な要因が絡み合っていることが浮き彫りになりました。

どう乗り越える?



次に、皆でどのように子どもの拒否反応を克服しているのかを話し合いました。保護者の中には、「お気に入りのタオルケットを持たせる」「出発前に車内を涼しくする」「兄姉が座る姿を見せる」などの工夫をしている家庭もありました。特に、ある母親は「泣いても車内で抱っこはせず、外に出て落ち着かせてから再度座らせる」といった家庭内のルールを徹底しており、多くの共感を集めました。

これらの対談を通じて、参加者は「使いたいのに使えない」背景に潜む様々な要因を理解し合い、如何にして使い続けられるかを前向きに考える姿勢が非常に印象的でした。このような対話を続けていくことが、今後の安全基準の形成に重要であることが確認されました。

チャイルドシート試乗体験会



イベントの後半では、実際に身長150cm未満の子どもがチャイルドシートを装着した場合としない場合での安全性の違いを体感しました。

使用したチャイルドシートは、CYBEXの「PALLAS G2」であり、子どもの身長に適した形状が特徴です。特に、インパクトシールドを設置することで衝撃を分散し、子どもの首への負担を軽減できることが確認されました。参加者全員が、チャイルドシートの必要性を改めて実感できる貴重な体験となりました。

まとめ



本座談会および試乗体験会は、チャイルドシート使用の重要性を再認識する機会となりました。150cm未満の子どもにはチャイルドシートが不可欠であるという意識の定着が求められている今、CTP JAPANは、保護者の声を踏まえて安全意識の向上に引き続き取り組んでいく方針です。みんなが安全に移動する道を創っていくために、今後も啓発活動を進めていく予定です。


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会社情報

会社名
CTP JAPAN株式会社
住所
東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目14−7 ゼニス南新宿 7F
電話番号
03-5456-5255

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