親子で裁判を体験する「にっしんおやこでロースクール」に参加しよう
2020年10月31日、愛知学院大学日進キャンパスにて、親子が裁判を模擬体験する「第5回にっしんおやこでロースクール」が開催されました。このイベントは、コロナウイルスの影響を受け、参加者数を半分に制限し、大教室での実施が行われました。事前の消毒や当日の換気など、感染症対策が徹底され、安全に法廷体験ができるよう配慮されました。
イベントでは、6組の親子がそれぞれのチームに分かれ、判決を考えるプロセスに取り組みました。参加者は、法的な知識がなくても安心して体験できるよう、愛知学院大学の教員や学生によるサポートが提供されました。法廷での実践的な学びは、子どもたちにとって貴重な経験となったことでしょう。
イベントの概要
- - 開催日時: 2020年10月31日(土)13:00~15:00
- - 場所: 愛知学院大学日進キャンパス13号館3階模擬法廷教室(愛知県日進市岩崎町阿良池12)
当日のプログラムは以下のように進行しました。
1.
13:00 - 法務支援センター所長、田中淳子教授による挨拶
2.
13:05 - スケジュールおよび進行の説明。法務支援センターの教員たちと弁護士がチューターとして参加。
3.
13:10 - NHKの昔話法廷「三匹のこぶた裁判」を視聴し、判決を考えるための参考にしました。
4.
13:30 - グループディスカッションを行い、参加者自身で判決を考えました。
5.
14:25 - 各グループの判決を2つ発表し、他の参加者と意見を共有しました。
6.
14:40 - 愛知学院大学の教員からの講評。
7.
14:50 - 修了証の交付と記念品の贈呈。
8.
15:00 - イベント終了後、参加者全員で記念撮影を行いました。
積極的なサポート体制
このイベントは、愛知学院大学法務支援センターが主催しており、田中淳子教授や浅賀哲教授など、多数の専門家が関与しています。また、司法試験に合格し、大学の修了生である弁護士たちもチューターとして参加し、実際の法曹界の知識を伝えています。参加者は、法的手続きや論理的思考を学ぶことで、社会における法律の重要性を体感しました。
子どもたちの意識の変化
参加した親子たちからは、裁判の仕組みや判決の重さについて学んだという声が聞かれ、子どもたちの意識が大きく変わった様子が伺えました。このような実体験を通じて、法律や社会の仕組みへの理解が深まったり、自らの意見を持つことの重要性に気付いたりすることが期待されます。
今後も、このような体験型のイベントは、親子のコミュニケーションを促進し、法律に対する興味を育てるために重要な役割を果たしていくことでしょう。