ミマキエンジニアリングが新たなプリント専用機を発表
株式会社ミマキエンジニアリングは、長野県東御市に本社を構える企業で、さまざまな産業用印刷機器を手がけています。このたび、同社は最新のプリント専用機「JV200-160/-130」を発表しました。このモデルは、2025年4月23日からアメリカ・ラスベガスで開催される「ISA International Sign Expo 2025」にて初めてお目見えします。
「JV200-160/-130」の特徴
ミマキエンジニアリングの「JV200-160/-130」は、エコソルベントインクを搭載したRoll to Rollプリンタで、高画質と簡便性を兼ね備えています。昨年発売された「CJV200シリーズ」に続き、より多くのお客様に使いやすさと美しい印刷の体験を提供することを狙いとしています。
当社の従来モデルは、その美麗な印刷品質と生産性により多くの評価を得てきましたが、「JV200-160/-130」はそれをさらに進化させた製品です。プリント専用モデルとして、既にカッティングマシンを持つ制作会社にもフィットし、彼らのワークフローを損なうことなく高い印刷品質を提供します。
高画質実現のための技術
「JV200-160/-130」には、ミマキのフラッグシッププリンタで用いられている「330エンジン」のプリントヘッドが搭載されており、美しい印刷を実現しています。また、エントリーレベルで最高クラスの実用プリント速度を誇る17.0㎡/hを記録しているため、繁忙期でも安心して使用することができます。
環境に配慮した設計
この新型プリンタでは、化学物質への配慮もされています。新しいインク「SS22」は、近年強化されつつある環境規制を考慮し、臭気を約40%低減しています。これにより、オペレーターの健康や地球環境に配慮しつつ、屋外耐候性に優れた印刷成果を提供します。
操作の簡便さ
「JV200-160/-130」は、誰でも使いやすいシンプルな設計が特徴です。例えば、「インクセーブ機能」を利用することで、わずか2クリックの操作でインクコストを削減できます。また、自動メディア調整機能(DAS)により、正確な印字前調整が簡単に行えるようになっています。
さらに、新しく開発されたデザインソフト「Simple Create」は、初心者でも容易にデザインデータを作成できる機能を備えています。仕事の効率を助ける「ノズルリカバリ」機能も搭載されており、トラブル時でも生産を止めることなく進められます。
販売予定と期待
「JV200-160/-130」は、展開サイズを2種類用意し、2025年4月下旬からの販売を予定しています。主にサイングラフィックス市場向けに、年間約2,400台の販売を見込んでいます。
ミマキエンジニアリングは、「新しさと違い」という経営ビジョンを掲げて、引き続き技術革新に取り組んでいきます。新しい技術を通じて、お客様の創造性を美しく具現化し、価値あるビジュアルコミュニケーションを市場に届けていきます。
本製品に関する詳細は、公式ウェブサイトでご確認ください。