FPTとトランスウェアが協力関係を強化
この度、FPTソフトウェアジャパンとトランスウェアが、業務協力の覚書を締結しました。これは、日本とアジア市場におけるレガシーシステムのモダナイゼーションを加速することを目的としています。両社は、BASE100社が提供する「Caravel™」を活用し、一貫したサービスを強化します。
モダナイゼーションの必要性
日本では、レガシーシステムのモダナイゼーションが主に遅れているとされています。「2025年の崖」との言葉が示す通り、この状況が続くと、企業は経営資源を失い、ビジネスの成長に影響を及ぼす可能性があります。トランスウェアは、世界に認められる「Caravel™」を活用し、現代的な基盤を支援しています。
FPTは、ベトナムを拠点に30カ国以上でITサービスを展開しており、その実績とリソースを活かし、日本市場でも貢献することを目指しています。両社は互いに強みを活かし、日本社会の課題を克服し、持続的な成長を実現するために基本合意に至りました。
具体的な施策
覚書に基づき、両社は以下の三つの施策を中心に進めていく予定です。
1. 顧客軸での協業推進
- - 共同セミナーやマーケティングアセットの整備
- - 案件開拓の共同プロセス構築
- - 双方の顧客に対する営業活動の強化
2. サービス軸での協業推進
- - プロジェクトの共同管理や運用モデルの構築
- - 様々な技術を活用したサービスの質向上
3. リソース軸での協業推進
- - FPTのIT人材向けに「Caravel™」のトレーニングを実施
関係者のコメント
トランスウェアの社長、石森悟氏は、「今回の提携は、モダナイゼーションビジネスにおける課題であるコストとスピードを両立させる関係になると信じています。この機会を通じて、FPTソフトウェアジャパンとの協力を深めたい」と述べています。
一方、FPTソフトウェアジャパンの社長、ド・ヴァン・カック氏は、レガシーシステムが日本企業のモダナイゼーションの障害になっていることを指摘し、「Caravel™」を用いてビジネスの貢献度を高めることへの意欲を示しました。
会社情報
トランスウェアは、東京都港区に本社を置き、レガシーシステムのモダナイゼーションを専門にしています。一方、FPTソフトウェアジャパンは、ベトナムのICTリーディングカンパニーの日本法人で、コンサルティングから開発、運用保守までの幅広いサービスを提供しています。
両社の協力によって、日本におけるレガシーシステムの課題が克服され、持続可能な成長が実現されることが期待されます。