東芝とReGACY、イノベーション創出に向けたプログラム開催
東芝グループとReGACY Innovation Groupは、革新的なビジネスを生み出すことを目指す「Toshiba OPEN INNOVATION PROGRAM 2024」を始動し、7社の参加企業を発表しました。この取り組みは、2024年の8月から11月の期間にわたって協業を検討するもので、参加企業は東芝が持つ多様な技術やプロダクトを活用して、新しいビジネスソリューションの創造を目指します。
プログラムの概要
本プログラムは、新たなイノベーションを生み出す熱意を持った企業に向けて行われ、2024年の5月17日から6月9日までの期間中に応募を受け付けました。応募の中から、具体的な協業に進む7社が選定されました。これにより、企業と東芝が共に新たな価値を生み出すための取り組みがスタートします。
参加企業とその目的
参加企業は以下の5つの東芝の技術やプロダクトを活用し、それぞれ異なる分野での事業開発に取り組みます。
1.
DNCWARE Blockchain+TM
チューリングジャパン株式会社と株式会社クリプトリエが、エンタープライズ向けのブロックチェーン技術をもとにNFT活用の事業を展開します。
2.
PeCoMe®
業務支援サービスで、株式会社ハッカズークと株式会社カヤックが共同で従業員データを用いた新たなサービスの開発を進めます。
3.
ifLink®プラットフォーム
株式会社WDSが、さまざまなIoT機器やウェブサービスを組み合わせ、ユーザーに便利なシステムを提供する事業開発に携わります。
4.
Meister Controller Cloud PLCパッケージ typeN1
株式会社アラヤが、製造業界向けにクラウド技術を活用し、生産ラインの設備を新たな形に変える事業を展開予定です。
5.
360度カメラ映像DXソリューション
ビットクォーク株式会社が、映像解析技術と360度カメラを結びつけ、手軽に現場のDX化を推進する事業に取り組みます。
今後の展望
ReGACYは本プログラムの成果発表会を2024年の11月初旬に予定しており、参加企業との共同開発やアライアンスのメンタリングを通じて、業界全体のイノベーション創出を加速します。この取り組みは、単なる技術の提供に留まらず、各社の強みを生かした新たな価値の共創につながることが期待されています。
ReGACYの役割
ReGACY Innovation Groupは、2022年に設立され、オープンイノベーションを推進しています。企業や自治体、教育機関などと連携し、新規事業の創出から実現までの支援を行っており、経営コンサルティングとベンチャーキャピタルの手法を統合。今回のプログラムも、そうした活動の一環として位置づけられています。
結論
東芝とReGACYの共同プロジェクトは、企業間の連携と技術革新を通じて、未来のビジネス環境を変える可能性を秘めています。これからの進展が注目される中、企業や社会にとって有益な結果をもたらすことが期待されています。