北海道発のスタートアップ支援組織が専門マネージャーを配置
スタートアップを生み育てるエコシステムを目指す「STARTUP HOKKAIDO」は、北海道が掲げる重点領域に対応する専門マネージャーを新たに配置しました。この取り組みは、一次産業・食・宇宙・環境・エネルギーの分野でのスタートアップの創出を助けるためのものであり、これからの北海道の産業の発展に向けて期待がかかっています。
STARTUP HOKKAIDOは、2023年に設立され、北海道内のスタートアップと自治体、事業会社とのオープンイノベーションを推進しています。設立当初から、民間メンバーを積極的に起用し、リアルなニーズを取り入れた支援体制を強化してきました。今回、新たに任命された専門マネージャーは、それぞれの分野で豊富な経験を持つ専門家たちです。彼らは道内のスタートアップが直面する課題を解決するために、各自の知見を最大限に活用して支援していきます。
専門マネージャーの紹介
一次産業・食担当: 白川努
白川氏はスマート農業共同体(SAc)のメンバーとして、農業の現場において付加価値をもたらす活動を行ってきました。農業分野での実績を生かし、北海道の農業振興に貢献すると同時に、次世代人材の育成にも力を注いでいます。
宇宙担当: 髙橋健太
宇宙産業に従事する髙橋氏は、国際宇宙ステーションを活用した商業化の推進や、森林データの解析に従事してきました。北海道における宇宙産業の拡大と、スタートアップの育成に向けて大きな役割を担います。
環境・エネルギー担当: 菅原聡
菅原氏は、一般社団法人Green innovationの代表として、持続可能な社会を実現するためのリーダーシップを発揮しています。GX(グリーン・トランジション)の推進に取り組み、環境問題への対応が求められる時代において重要な任務を担っています。
オープンイノベーション担当: 新発田大地
新発田氏は、さくらインターネットに勤務し、スタートアップとの連携を推進しています。彼の役割はスタートアップと事業者、自治体との相互連携を図り、オープンイノベーションの実現を目指します。
北海道進出担当: 嶋田瑞生
嶋田氏は、株式会社ATOMicaの代表取締役として、北海道のビジネス環境に新たな風を吹き込む活動を行っており、地域経済の活性化に向けた重要な役割を担っています。
オープンイノベーションイベントの開催
さらに、STARTUP HOKKAIDOでは、2024年11月21日に東京で「北海道オープンイノベーションMeetup in EZOHUB TOKYO」を開催します。このイベントは、北海道でのビジネス展開を目指すスタートアップや、協業先を探している事業者向けに多彩なプログラムを用意しています。スタートアップエコシステム関係者による交流の場として、業界の最新動向や新たなビジネスチャンスを探る機会です。
興味のある方はぜひ参加を検討してみてください。詳細情報については、公式ウェブサイトで随時更新される予定です。