Oktaが2026年度第1四半期決算を発表
アイデンティティ管理サービスの先駆者であるOkta, Inc.が、2026年度第1四半期における決算を発表しました。この四半期は、売上高が前年同期比で12%増加した6億8,800万ドルに達し、サブスクリプション売上高も同様に前年比12%増の6億7,300万ドルを報告しました。また、残存パフォーマンス義務(RPO)は前年同期比21%増の40億8,400万ドルに至り、今後12ヵ月間の契約ベースの収益であるcRPOも14%増の22億2,700万ドルとなりました。これらの数値から、Oktaの成長が堅調であることが伺えます。
営業利益の記録的な結果
OktaのCEOトッド・マッキノンは、「私たちは2026年度を力強くスタートしました。営業利益は過去最高を記録し、フリーキャッシュフローも良好でした。世界中の多くの大企業がOktaを選ぶ理由は、その優れたアイデンティティセキュリティを適用し、従業員や顧客のニーズに応えているからです」と述べています。特に、GAAPベースでの営業利益は3,900万ドル(総収入の6%)で、前年同期の営業損失4,700万ドルから急成長しています。
キャッシュフローの好調
また、営業活動によるキャッシュフローは前年同期比で増加し、2億4,100万ドル、フリーキャッシュフローは同じく2億3,800万ドルとなりました。このように、Oktaの健全な財務状況が証明されており、さらなる成長が期待されます。
業績見通し
Oktaは2026年度第2四半期において、総売上高を7億1,000万ドルから7億1,200万ドルと見込んでいます。前年比で10%の成長が見込まれており、cRPOの成長率も10%から11%と予測しています。また、非GAAPベースの営業利益も期待される範囲での増加が示されています。
まとめ
Oktaの2026年度第1四半期の決算は、売上高の増加、営業利益の改善、キャッシュフローの好調といった成果を見せ、今後の成長への期待感を高めています。市場の不確実性を考慮しつつも、同社はさらなる成長を目指して戦略を進めており、注目が集まります。今後の動向も引き続き注視していく必要があります。