尾張仏具プロジェクト始動
愛知県名古屋市を根拠に、400年以上の歴史を誇る伝統工芸である尾張仏具が新たな局面を迎えています。「THE ARTISAN+(ジ・アルチザンプラス)」という職人グループが、この貴重な技術を未来へとつなげるためのプロジェクトを発足させ、多くの方々からの支援を募るためにクラウドファンディングを開始しました。
プロジェクトの背景
尾張仏具は、名古屋城の築城に絡んで発展した工芸品で、名古屋の文化を彩る重要な存在です。しかし、近年は需要の減少や後継者不足といった深刻な課題に直面しています。このような状況を打破すべく、8人の職人が団結し、伝統の技術を活かしつつ、現代のニーズに応じた商品開発に挑戦しています。
新商品「JIZO」とは
新商品の「JIZO」は、国産の桧や漆、金箔といった厳選された素材を使用し、伝統的な技法に現代的なデザインを融合させた製品です。特に、表情が変わる独特のデザインが特徴で、インテリアとしても、祈りのアイテムとしても活用できるものとなっています。
目指す未来
「THE ARTISAN+」は、ニューヨークで開催される国際展示会「SHOPPE OBJECT」に出展し、尾張仏具の魅力を世界に発信します。日本の伝統美と職人技を直に感じてもらうことで、新たな市場を開拓することを目指しています。この取り組みにより、尾張仏具の価値を再認識し、その継承が果たされることを期待しています。
クラウドファンディングの詳細
このプロジェクトのクラウドファンディングは、2025年4月22日から開始し、目標金額は30万円です。集まった資金は、展示会出展にかかる費用や広報活動に活用される予定です。また、リターンとして感謝のお手紙やオリジナルグッズ、工房体験、特別仕様の「JIZO」を用意しています。
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1,000円:感謝のお手紙
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3,000円:職人が描いた特別なてぬぐい
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5,000円:オリジナルTシャツ
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10,000円:工房での作業体験
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19,900円〜49,800円:特別仕様の「JIZO」をお届け
伝統工芸の未来に向けて
400年の歴史を持つ尾張仏具が、現代の社会においても必要とされる存在であり続けるために、「THE ARTISAN+」は今後も情報発信や新商品の開発、地域文化との連携を強化し、若手職人の育成にも取り組んでいきます。日本の伝統を守り、次世代に引き継ぐための挑戦は始まったばかりです。皆様の温かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。