クニエが手がける「D4C診断サービス」
コンサルティングファームの株式会社クニエは、2024年1月15日から新たに「D4C診断サービス」を提供開始します。このサービスは、企業が提供する製品やサービスがどれほど顧客中心に設計されているかを評価することを目的としています。クニエのコンサルタントが開発した「D4C診断ツール」を活用し、企業が顧客中心のアプローチを実現するための優先順位や必要項目を明確にすることができます。
D4C診断サービスの概要
「D4C診断サービス」は、顧客体験とD4C事業の検討状況を問診し、評価するサービスです。利用企業にとってのメリットは、自社事業が消費者へのアプローチを最適化し、幅広い一般消費者にリーチできる点です。これにより、D2C(Direct To Consumer)が持つ特有の課題を克服し、収益拡大を目指す戦略的なアプローチが可能になります。
- - 価格: 100万円(税別)
- - 期間: 約1.5ヶ月(週1回の問診ペース)
このサービスにより、顧客中心の事業運営に必要な項目を可視化し、進捗を把握することで、企業はD4Cビジネスの実現に向けた確固たる基盤を築くことができます。
D2C実態調査レポートの発表
さらに、クニエは「D4C診断サービス」の発表に合わせてD2Cビジネスに関する実態調査レポートも同時に公開しました。この調査は、日本国内のD2C事業に従事する1,239名を対象に実施され、D2C事業を成功させるための要因や、その一方で失敗する理由も明らかにされました。
調査の結果、D2C事業において成功した企業はわずか32%で、多くの企業が期待した成果を上げられない背景には、単なるチャネルの追加にとどまっていることや、顧客の声を反映できていないことが指摘されています。
D2C事業の成功と失敗の要因
この調査では、D2C事業の失敗要因が明確にされており、以下のポイントが挙げられています。
- - 収益性の軽視: 成功した企業が設定したKPIに比べ、失敗した企業は収益性に目を向けず、事業運営を行っていることが多い。
- - 組織の関与: D2C事業においては、専門的な組織が率いる場合に成功しやすく、全社的な枠組みからの支援が不可欠である。
- - 検討のきっかけ: ボトムアップでの検討開始が多い失敗層に対し、成功企業は上層部からの理解と協力を得ていることが特徴的です。
D4Cへの進化
近年、企業が成長を続けるためには、D2Cからより広範な視点で考えるD4C(Direct For Customer)への移行が求められています。クニエは、D4C診断サービスを通じて、企業が真に顧客を中心に据えた事業運営を実現できるようサポートを提供していきます。
まとめ
株式会社クニエは、D4C診断サービスの導入やD2C実態調査レポートの発表を受けて、企業のD4C事業推進に寄与することを目指しています。今後も顧客中心主義を生かした事業運営を実現するための支援を行う中で、クニエは確固たるパートナーとしての役割を果たし続けます。