新しいマーケティング戦略が始動
株式会社大広は、昨年発足した「気持センシングラボ」に株式会社ビデオリサーチが参加することが決定したことを発表しました。このプロジェクトは、脳波や視線などのセンシングデータを活用して、企業のマーケティング戦略に新たな価値をもたらすことを目的としています。特に、ビデオリサーチ内の「ひと研究所」は、生活者起点の分析を行う中心的な役割を果たします。
プロジェクトの目的と手法
「気持センシングラボ」では、脳波や視線データを取得する次世代分析ツール「VR Insight™」を使用し、視聴者が動画コンテンツに対してどのように反応するかを探ります。データを分析することで、企業が求める動画戦略を立案し、生活者との良好な関係性を築くことを目指しています。
ビデオリサーチと大広は、強力なパートナーシップのもとで、様々なデータを融合させ、「ひとセグ」と称する独自の生活者クラスターを活用することで、視聴者の行動をより深く理解し、動画制作に生かすことに努めます。
実証実験の成果
先行して行われた実証実験では、動画視聴時の視線と脳波データを組み合わせ、視聴者の無意識下に潜む感情を測定しました。このデータは、「視聴質」の仮説検証に役立てられ、より受け入れやすい動画制作への道を開くものと期待されています。今後、他の広告手法にも展開し、様々なユーザー体験が行動にどう影響を与えるかを追跡・分析し、理想的なマーケティング戦略を開発していく予定です。
今後の展望と交流計画
「気持センシングラボ」では、得た成果やプロセスを詳細に情報発信し、セミナーやワークショップの開催も計画しています。これにより、企業と生活者との間の直接的な交流を通じて、マーケティングの本質に迫る機会を提供したいと考えています。
このプロジェクトは、生活者の深層心理や感情に基づく新たなデジタルマーケティング戦略の策定に向け、様々な実験や分析を重ねることで、企業が抱えるマーケティング課題解決に寄与することを目指しています。
お問い合わせ先
本プロジェクトに関する詳細な情報については、株式会社大広の総務局広報部、谷川千春までお問い合わせください。
電話番号: 03-6364-8601
各企業のウェブサイトもご参照ください: