アサイクルの新しい取り組み
システムの連携がもたらす利便性
アサイクル株式会社は、医療業界のデジタル化を推進するため、次世代ピッキング監査システム『PICKING GO』と株式会社アクシスのクラウド型電子薬歴システム『Medixs』との連携を発表しました。これにより、得られるメリットは数多く、特に医療従事者の業務負担軽減と医療サービスの質の向上に寄与することが期待されています。
2030年問題に対する先手必勝のアプローチ
日本は高齢化と人口減少に伴う医療従事者不足に直面しており、これを受けて薬局業界では効率化が急務とされています。この連携は、その背景を受けたものであり、システム間の情報の分断を解消し、効果的な業務の流れを構築することを目指します。
連携による業務の効率化
具体的には、PICKING GOでの調剤監査情報がMedixsにリアルタイムで共有されるため、薬剤師は調剤監査と薬歴情報を同時に確認できるようになります。これにより、調剤から投薬までの業務の流れが一体化され、最終的な監査の質とスピードが向上します。
- - タスクシフトの実現: 薬剤師だけでなく、他のスタッフもピッキング業務を担当できるようになり、業務の分担が進むことが期待されます。
- - 業務時間の短縮: ピッキング業務から解放された薬剤師は、最終監査や服薬指導に多くの時間をかけることができます。
- - 外出先でのアクセス: 訪問医療などで外出時にも、『Medixs』を通じて監査情報を確認することが可能です。
患者のためのサービス向上
患者にとっても、この連携はさまざまな恩恵をもたらします。待ち時間が短縮され、質の高い服薬指導が受けられるようになります。これにより、患者はより安全かつ安心して医療サービスを受けられる環境が整います。
未来への展望
今回のシステム連携は、単に業務効率の改善にとどまらず、薬剤師のミスを減らし、患者の安心感を向上させる役割も果たします。アサイクルとアクシス社は今後も、この取り組みを通じて医療のデジタル化を進め、医療DXのさらなる発展に寄与していく計画です。
PICKING GOの革新性
『PICKING GO』は、安心して効率的にピッキングが行える新しいシステムで、既存の監査システムの課題を克服しています。薬局における生産性とサービスの質を向上させることをコンセプトにしています。
- - 導入障壁の低減: 高額な導入コストや使い勝手の悪さといった既存システムの問題を解決する姿勢が特徴的です。
アクシス社の技術力
アクシス社は、クラウド型電子薬歴の先駆けであり、その提供する『Medixs』は、薬剤師のニーズを反映し、ユーザビリティを追求したシステムです。業界初のクラウド型電子薬歴として、全国の調剤薬局で広く利用されています。
この連携は、未来の医療業界において欠かせない取り組みであり、アサイクルとアクシス社が進めるデジタル化の流れは、今後さらに加速していくことでしょう。