京都で楽しむ北陸の発酵文化
2025年の夏、京都の複合型商業施設GOOD NATURE STATION(以下GNS)で、「発酵する北陸」フェアが開催されます。このイベントは、発酵食品のセレクトショップ「発酵食堂カモシカ」とのコラボレーションによるもので、年に4回行われる「醸す市祭り」の一環です。
このフェアでは、福井、石川、富山の地域に根付く伝統的な発酵文化の魅力を、食を通じて体験できます。具体的には、6月2日から開始され、北陸の様々な発酵食品が販売される他、6月21日には試食体験やトークショーを実施する特別な1日を設けています。
「醸す市祭り」について
今年のテーマは「発酵する北陸~いかなる魚介も醸し尽くす~」。発酵食堂カモシカとGNSのバイヤーが共同で、現地の生産者と対話を重ねながら厳選した食品を展開。日本各地の発酵文化に光を当てるシリーズの一環として、毎回異なる地域の魅力を紹介する形で進行しています。
北陸で有名な発酵食品には、石川県でのみ製造が許されている「ふぐの子のぬか漬け」、富山の発酵茶「バタバタ茶」など、多岐にわたります。これらの食品を通じて、発酵文化がいかに深く根付いているかを感じることができるでしょう。
商品のラインナップ
今回のフェアでは、北陸のつくり手が独自に仕込んだ厳選された発酵食品が多数並びます。魚介を中心にした調味料からパン、スイーツ、お茶まで、多様な商品を取り揃えており、発酵文化の豊かさを体験することができます。具体的には、以下のような商品が販売予定です。
- - 魚醤・発酵調味料: 鰤醤、蛍烏賊醤油、いしる糀、ひしほ、ふぐの子ぬか漬けなど。
- - パン・スイーツ: 野尻ケイクの焼き菓子、コンブチャなど。
- - お茶・塩: 富山のバタバタ茶、越前の天然煎熬塩など。
特別イベントの詳細
さらに、2025年6月21日(土)には、試食体験とトークショーが行われます。試食体験では、北陸の発酵食品を使ったフードとドリンクを500円(税込)で味わえます。メニューには、へしこのなれ鮨やふぐの子のぬか漬けにクリームチーズをあわせたもの、ホタルイカのバーニャカウダなどがあります。
トークショーは、発酵食堂カモシカの関恵氏と石川県の「あら与」7代目である荒木敏明氏が登壇。第1部では発酵文化の裏話を試食と共に語り、第2部では北陸の発酵技術そのものとその継承の意義について話してくれます。ご興味のある方はぜひ参加してみてください。
コラボメニューも楽しめる!
さらに、GNSのKITCHENスペースでは、福井の「ソースカツ丼」をモチーフにした特別メニュー「北陸の鰤魚醤ソースカツバーガー(税込1,700円)」も登場。これは自家製の玉ねぎ麹で漬け込んだ豚肩ロースのカツを、鰤魚醤ソースで味わえる贅沢な一品です。
GOOD NATURE STATIONの理念
GOOD NATURE STATIONは、「信じられるものだけを、美味しく、楽しく。」を理念に掲げ、健康的でサステナブルな食を提供しています。この理念に共感する発酵食堂カモシカとのコラボレーションにより、より多くの人々に発酵食品の魅力を届ける取り組みを進めています。
発酵文化を知り、楽しむ絶好の機会であるこのフェアに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。新たな味覚や文化に触れる貴重なチャンスです。