ファームロア、賞受賞
2025-03-06 09:21:42

バンガロールのファームロアが受賞したアジアのベストレストラン賞

バンガロールに位置するレストランファームロアが、2023年度のアメリカン・エキスプレスワン・トゥー・ウォッチ賞を受賞しました。この賞は、アジアのベスト50レストランアカデミーによる投票と厳選な基準に基づくもので、将来トップ50に入る可能性が高いとされるレストランに授与されるものです。

ファームロアは広大な37エーカーの農園に位置し、わずか18席の席数を持っています。このレストランは、シェフのジョンソン・エベネザー氏と実業家のカウシック・ラジュ氏の理念によって運営されており、地元の食材を活用した「ファーム・トゥ・テーブル」コンセプトを体現しています。店名の「ファームロア」は、地域の食文化と持続可能な農業への敬意を込めた造語で、地元の高品質な食材を中心に展開されるメニューが特徴です。

ファームロアのメニューは、毎シーズン変わる新鮮な食材に基づいて進化し続けます。このレストランの料理には、農場で無農薬で栽培されたマンゴーやビーツ、地元で採れたラム肉、さらには沿岸部で獲れた魚介類などが使用され、全てがガスを使わない厨房で、薪窯やピットストーブを用いて調理されます。料理の中には、前菜として出される西ガーツ山脈地方の地元料理を反映したアリを使用したユニークなものや、タコを炭火焼きで仕上げ、ダークチョコレートと合わせた一皿など、地域の食文化を色濃く反映したメニューが多く見られます。

ファームロアは、自然との調和を重視したミニマルなデザインの空間で運営されており、すべてのエネルギーを太陽光発電と再生可能エネルギーで賄っています。さらには、伝統的な農法を取り入れ、土壌の栄養を管理しながら食材を育てる努力をしており、このような持続可能な取り組みが受賞につながったと考えられます。

受賞に際してシェフのエベネザー氏は、「この名誉ある評価は、私たちが持続可能性にこだわり、自らの価値観に忠実であることが証明されている」と語り、次世代のシェフたちへの賛辞でもあるとし、さらなる高みを目指す決意を示しました。

ファームロアはこの受賞によって、以前の受賞者たちと並び、アジアの美食界における期待のレストランとしての地位を確立しました。この受賞式は、2025年3月25日にソウルで開催される予定で、公式YouTubeチャンネルを通じてライブ配信されると言われています。

ファームロアの成功が示すように、地元の食材と文化への深い敬意を持ちながら提供される料理が、多くの人々に愛され、評価される時代へと進んでいることを実感させます。


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会社情報

会社名
William Reed Ltd
住所
Broadfield Park, Crawley, West Sussex, RH11 9RTEngland
電話番号

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