新世代モジュール
2021-08-04 10:00:07

コンガテックが新世代Intel Coreプロセッサ搭載のモジュールを発表

コンガテックは、IoTやエッジコンピューティングの分野で新たなブレークスルーを遂げました。同社は、インテルの新世代Coreプロセッサを搭載した20種類の新しいコンピュータ・オン・モジュールを発表し、その性能と可能性を広げています。

特に注目すべきは、第11世代のIntel Core vProやXeon W-11000E、Celeronプロセッサを搭載していることで、厳しい要求に応えることができる点です。これらのモジュールは、IoTゲートウェイやエッジコンピューティングアプリケーションに焦点を当てています。

パフォーマンスと機能


新しいモジュールは、インテルの10nm SuperFinテクノロジーを取り入れ、COM-HPC ClientとCOM Express Type 6として利用可能です。これにより、最大20のPCIe Gen 4.0レーンを実現し、大規模接続されたリアルタイムIIoTゲートウェイやインテリジェントなエッジコンピューティングワークロードの処理を可能にします。

新モジュールは、最大128 GB DDR4 SO-DIMM RAMやAIアクセラレーターを装備されており、マルチスレッドパフォーマンスで最大65%、シングルスレッドパフォーマンスで最大32%の向上を実現しています。エンターテイメントや医療などビジュアルコンテンツの処理能力も大幅に向上し、高品質の没入型体験が提供されます。

医療分野での革新


この新しいプラットフォームは、特に医療分野での利用が期待されています。手術シミュレーションやメディカルイメージングといったアプリケーションにおいても、その性能は測定の枠を超えています。8K HDRビデオをサポートすることにより、医師はより正確な診断を行うことができます。また、最大4つの4Kディスプレイを同時にサポートし、360度ビューを実現する能力を備えています。

加えて、これらモジュールにはAI機能が統合されており、ディープラーニングを使用して診断データの解析が可能です。医療の現場において、リアルタイムで情報を可視化し、より迅速な医療サービスを提供できる体制を敷くことができます。

セーフティ機能とリアルタイム処理への対応


新しい COM-HPC Client と COM Express Type 6 モジュールには、フェイルセーフ動作やリアルタイムオペレーティングシステム (RTOS) のサポート機能も充実しています。これにより、無人運転車やロボットなど、様々なアプリケーションでの安全性が確保されます。また、Intel Time Coordinated Computing (Intel TCC) や Time Sensitive Networking(TSN)などのリアルタイム機能も盛り込まれています。これらは、工場のオートメーションや公共インフラのクリティカルなアプリケーションに向けて最適化されているのです。

まとめ


このように、コンガテックの新しいコンピュータ・オン・モジュールは、第11世代Intel Coreプロセッサを搭載することで、エッジコンピューティングやIoT分野での新たなスタンダードを確立しています。医療から製造業まで、幅広い市場においてその潜在能力を発揮し、新たな可能性を秘めたこれらの製品に注目が集まっています。詳しい情報は、コンガテックの公式サイトをご覧ください。

会社情報

会社名
コンガテックジャパン株式会社
住所
東京都港区浜松町1-2-7浜松町一丁目ビル301
電話番号
03-6435-9250

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